今私は、あなたがたを神とその恵みのみことばにゆだねます。みことばは、あなたがたを成長させ、聖なるものとされたすべての人とともに、あなたがたに御国を受け継がせることができるのです。
使徒20:32
パウロたちは使徒18:23で一度アンティオキア教会に帰り、2回目の伝道旅行が終わりました。そしてまた3回目の伝道旅行に出ていきました。パウロは良くも悪くも、各地で名前が知られていくようになりました。そのため3回目の伝道旅行では、パウロが来ることで励まされる教会も多いですが、パウロが伝道の妨げに会うことも多くなりました。
パウロは伝道旅行において、たくさんの人をキリストの弟子として育ててきました。多くの人が、各教会で長老や御言葉を取り次ぐ伝道者となりました。パウロ自身もたくさんの同行者を連れて行くようになり、20:4ではその時のパウロの同行者たちの名前が書かれています。また20:5からは突然、文章の主語が「私たち」となり、使徒の働きの著者もこの時はパウロに同行していたことが分かります。使徒の働きの著者はルカと言われています。
また20章の中には、エペソの教会の長老たちとパウロのお別れの様子が書かれています。エペソでのパウロの活動は前の19章に記されています。この時、聖霊を受けた人たちが12人いたと書かれています。おそらくこの人たちを中心にエペソ教会は拡大していったものと思われます。そのエペソ教会の長老たちとパウロは別れの挨拶をしました。パウロへの迫害は日増しに強くなっていました。当時は飛行機のようなすぐに移動できる手段はありません。町から町へと移動するのに何日もかかる時代です。迫害の手が強まるにつれ、パウロは通ることのできる道が少なくなっていき、もう一度エペソに行くことはもうできないだろうと覚悟したのだと思います。そこでこのような別れの挨拶となりました。
パウロは別れの中で「あなたがたを神とその恵みのみことばにゆだねます。みことばは、あなたがたを成長させ…」と言っています。パウロが宣べ伝えていたのはキリストの福音、神様の福音でした。パウロの福音ではありません。ですから究極的に言えば、パウロと会えなくなっても、キリストが中心にいれば教会は成り立ちます。むしろそうなるように、パウロは一生懸命に聖書を説き明かし続けてきたのです。パウロはキリストの福音の力、神様のみことばの力を身をもって体験していました。伝道旅行の中で、神様のみことばの力を実感し続けてきました。だからこそパウロは「あなたがたを神とその恵みのみことばにゆだねます。」と言っています。
私たちは神様の力、みことばの力をどれほど信じているでしょうか。私の個人的な話になりますが、今年は私自身がもっと神様のみことばの力を知るようにと語られている気がしています。礼拝において、祈祷会において、もっと言えば、生活の中で生き生きと神様の力がみことばを通して働くさまをもっと見るように、もっと信じるように言われている気がします。神様のみことばは私が想像している以上に、私たちの魂と心を癒し、力と慰めを与え、学びと訓練を与える力であると信じたいと思います。そしてそのようなみことばを握りしめていることに希望と誇りを持てたらと思います。
お祈りの課題
- 昭島教会に集う方々、ご家族のために
- 2-3月に新しく来られた方々、久しぶりに来られた方々のために
- 決算総会、50周年準備委員会、交換講壇礼拝のために
- 教団合同修養会、FMYC(教団青年キャンプ)のために
- 南平教会のために