8

このごろ見えてきたこと
(主婦)

 私も家族も、みな何となく無事に暮らしております。いろいろありますね、毎日・・・。最近つくづく、生きるってたいへんだな、親になるってたいへんだな・・・って、今さらのごとく実感しています。けれどもそれだけではないなとも思います。 

 実は私は自分の体調の予兆(更年期)をかかえ、家庭にもいろいろと課題があり、ときどきどうしょうもなくなって、しんどくなったり、食べ過ぎたり、反対にイライラしたり・・。 けれども教会の元旦礼拝に行って、メッセージで、「心の碇を神様に降ろす」ことを学びました。ああ、そうか。心の碇をちゃんと神様、イエス様に降ろす時、どんな嵐や風が来ても、だいじょうぶなんだとわかりました。すぐに心がフラついて、気持ちの定まらない私なので、元旦そうそうこの話は心に染み入りました。

 この間、阿南慈子さんの「ありがとうあなたへ」と、ササキミツオさんの「どんなことにもくよくよするな」という本を読みました。気がついたことは「どんな境遇の中でも光を見いだせること」。そして、こうなったらたいへんだと自分で決めつけていた病気なども、すごく心が楽になりました。

 ラジオ福音放送のおたよりの中で、ある方が宣教師さんより、「もし嫌いな人がいたら、その人を「『好きにならせて下さい』と祈らずに、神様に正直に、『あの人が嫌いです』と祈りなさいと、教えられたそうです。その通りにされたら自分が変わり、事態が少しづつ改善され、その人を好きになっていった」と、そのたよりには書かれてありました。すべてを知っておられる神様の前に、自分を飾らないで祈りなさいということです。集団での祈りの時には周囲への配慮がいると思いますが、個人の祈りの時は、このように神様に自分の心をさらけ出して祈ってゆけばいいんだと気づかされました。

 子育て・・ 本当なら、もう卒業で、子離れ、親離れの時期なのに、私のところはいつまでもひきづっているなと思っていました。けれどもいろんなことを通し、祈りを通して、子供、主人に、そして神様に赦されている自分を気づきました。そうしたら、周りがすこしづつ見えてきて、少しづつですが二人の子供が巣立っていこうとしているのがわかってきました。不思議ですね。ひとりひとり、別々に・・・。

 しんどいことも多いですが、神様に祈りつつ子育て・自分育て・・(育ててもらってるんですね、きっと・・)をしてゆきたいです。               

2002年2月3日