なんどもそうだん室(ひつ)こにもどる
  

Q 大きくなったら保母(ほぼ)さんになりたいと言ったら反対(はんたい)されてしまいました。親は私(わたくし)の言うことを何でも反対(はんたい)するのです。

 
 実は私の息子が高校受験の面接で「将来、保育士になりたい」と言ったそうです。
今は男も女も同じ職業につくので「保母」とは言わないで「保育士」と言うらしいですよ。

 さて、今あなたは「親は私の言うことを何でも反対する」と思うのですね。今までは親の言うとおりのことをしていたあなたが「自分のことは自分で決めたい」という思いが起こってきたのだと思います。これは決して悪いことではなく、むしろ大切なことです。
 親の反対は一つのハードルです。ハードルがあれば、それを乗り越えて進むためにジャンプすることが必要です。「本当に自分は保育士になりたいのか。そのためには今、何をしたらいいのか」と考える必要があると思います。
 例えば保育士になるためには、ピアノが弾けた方がいいとか、色々と条件があります。親の反対を通じてその条件がわかってくるのです。ですから、親の反対はむしろ必要かもしれませんね。

 話しを戻しますが、私の息子は保育士になるためにピアノを練習していましたが、大学に入ってどうもその気がなくなったようです。でも教会のバンドでピアノを弾いて奉仕してます。「保育士になりたい」という願いを育ててください。保育士になってもならなくてもよいものが生み出されてくると思いますよ。