なんどもそうだん室(ひつ)こにもどる
  

Q クリスマスに、みんなの前で劇をやるのがいやだなあ。絶対出たくない。

A 困(こま)ったね。「絶対(ぜったい)に出たくない」というのにむりやりにというわけにはいかないしね。
結論(けつろん)からいえば、出なくてもいいと私(わたくし)は思います。

 何もクリスマスの劇(げき)は「出る人」ばかりでなくて、その劇(げき)を裏(うら)から支(ささ)える人がいるのです。幕(まく)を引いたりする役(やく)、朗読(ろうどく)する役(やく)、照明(しょうめい)の役(やく)、その他(そのた)どんな人が必要(ひつよう)か考えてみよう。
「そうだ。その役(やく)ならやってみたい」というのがあるはずです。
 「星を動(うご)かす少女」という紙しばいがあります。この中で少女はみんながいやがる「星を動(うご)かす役(やく)」をやるのですが、だれも見てくれない役(やく)なのです。最初(さいしょ)はいやだったのですが、お母さんやみんなに励(はげ)まされて星を動(うご)かす役(やく)をりっぱにやりとげるのです。
 今はみんなの前で出てやるのがいやかもしれません。でも、今出来る最高(さいこう)のことをしていくときに「わたしもみんなの前に出てやってみたい」というようになりますよ。

 それからもう一つ大切なことがあるのです。クリスマスは、神(かみ)さまが私(わたし)たちのために出来る最高(さいこう)のことをして下さった日であるということです。イエス様(さま)をこの地上に送り出(おくりだ)してくださったのです。そして十字架(じゅうじか)にかかるという「役(やく)」をイエス様(さま)は引き受(ひきう)けて下さったのです。今、イエス様(さま)のために出来る最高(さいこう)に素晴(すば)らしいことが何であるかを考えてみましょう。