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Q いつまでも、お父さんやお母さんのいいなりになりたくありません。いつになったら、自分のことは、自分で決められるのでしょうか。中学3年女子

 イスラエルの国では、男は13歳、女は12歳で大人とみなされるそうです。すごいですね。でも、実際(じっさい)の生活ではどうなっているのでしょうか。日本では、20歳にならないと自分で結婚などの法律上の契約を結ぶことができないということです。ですから男は18歳以上、女は16歳から結婚出来ますが、親の許可が必要なのです。
 私たち、日本人はもっと若くに、自分で自分のことを決めることを勉強する必要があると思います。
 でも、ここで気をつけなければならないのは、「自分のこと」という事です。
 自分の命や、仕事、結婚は自分のことでしょうか。確かに自分についてですが、神さまから私たちに任されているのです。むずかしく言えば、「託せられている」ものなのです。だから、自分で決めると言っても、自分勝手(じぶんかって)に決めてはいけません。「神さまの素晴らしさをあらわすことができますように」と祈って決めて下さい。

 あなたが、「専門学校に行きたい」と思うのに、親は「大学に行きなさい」という例で考えてみましょう。
 親の考えにはそれなりの経験や理由があるでしょう。でも一番大切なのはあなたの決断です。自分の決めた事に責任を持つことができる。その時が自分が決められる時です。親の反対を乗り越えるには、この覚悟が大切です。

「お父さん、お母さんのいいなりになる」必要はないでしょう。でも親の意見に全然耳を傾けなかったり、相手にしないようでしたら、まだ自分で決めることができるほどには成長していないと思うのですが。どうでしょうか。

 聖書のことば「あなたがたは、食べるにも、飲むにも、何をするにも、ただ神の栄光を現わすためにしなさい」1コリント10章31節

みかわ太郎