なんどもそうだん室(ひつ)こにもどる
  

Q 「学校でもうちでも、いろいろ言われるし、やらされるし息つまるよー!私、そんなにいい子でいられません。」   

 テレビで、子(こ)どもたちが無人島(むじんとう)に行(い)って一緒(いっしょ)に生活(せいかつ)するのを見(み)たことがあります。宿題(しゅくだい)もない、塾(じゅく)もない。でも、食(た)べるためにいっしょうけんめいに、協力(きょうりょく)して生活(せいかつ)していました。そのうちに、自分(じぶん)が何(なに)をしたいのかが見(み)えてくる子(こ)どもがいました。
 あまりにもたくさんのことに囲(かこ)まれてすごしていると、自分(じぶん)が何(なに)をしたいのかわからなくなってしまうのでしょう。これは大人(おとな)も子供(こども)もおなじです。ではどうしたらいいのでしょうか。 無人島(むじんとう)に行(い)けなくても、1週(いっしゅう)間(かん)のうち1日(いちにち)でもゆっくりとする日(ひ)をつくってみる工夫(くふう)をしたらどうでしょうか。聖書(せいしょ)の中(なか)の「安息日(あんそくにち)」というのも、ゆっくりと神様(かみさま)に感謝(かんしゃ)してすごす日(ひ)です。息(いき)をすってばかりいたらどうなるでしょうか。息(いき)をゆっくりはくときが必要(ひつよう)です。
 次(つぎ)に、自分(じぶん)がしたくないことをやるのは大変(たいへん)です。好(よ)きなことをやるのは少(すこ)し大変(たいへん)でもすぐに終(お)わってしまいます。「いい子(こ)」でいる必要(ひつよう)はありません。自分(じぶん)の好(よ)きなことを見(み)つけて<集中(しゅうちゅう)>していくときに、他(ほか)のこともふしぎにできるようになってきます。もちろん悪(わる)いことに集中(しゅうちゅう)してはこまりますが。
 イエスさまはこう言(こうい)われました。「あなたに、1ミリオン行(い)けと強(し)いるような者(もの)とは、いっしょに2ミリオン行(い)きなさい」
 いやいやながら1ミリオン行(い)くのではなくて、喜(よろこ)んで2ミリオン行(い)く時(とき)にどんなふうになっていくか考(かんが)えてみよう。