なんどもそうだん室(ひつ)こにもどる
  

  うちのお母さん、弟ばかっかかわいがるんだよ。
弟がほしいというと何でもおもちゃを買ってくれるくせに、私には「がまんしなさい」っていうの


 わたしにも、子供(こども)が3人(にん)います。だいたい親(おや)は(とくにお母(かあ)さんは?下(した)の弟(おとうと)の方(ほう)に甘(あま)くなるようだね。3番目(さんばんめ)になると「あまい。あまい!」
 はじめての子(こ)どもは、親(おや)もはりきって育(そだ)てるので、どうしてもきびしくなるのだろう。最初(さいしょ)の生(う)まれたこどもは、親(おや)にとっても子供(こども)にとっても始(はじ)めての事(こと)ばかり。兄(にい)ちゃんは、ブルドーザーのように新(あたら)しいところを切り開(きりひら)いて生(い)きているだ。弟(おとうと)は整地(せいち)した所(ところ)を歩(ある)けるわけ
だ。だから、親(おや)としてもお兄(にい)ちゃんに感謝(かんしゃ)している。
 「弟(おとうと)には、おもちゃをすぐに買(か)ってあげる」ということだね。ここでひとつの作戦(さくせん)をさずけよう。それは、弟(おとうと)とケンカするのではなくて、協力(きょうりょく)する方法(ほうほう)だ。
 たとえば、欲(ほ)しいものが値段(ねだん)が高(たか)いときに、ひとりではなかなか手(て)には入(はい)らない。でも弟(おとうと)とよーく話(はな)して一緒(いっしょ)に協力(きょうりょく)して買(か)うと半分(はんぶん)の値段(ねだん)で買(か)える。兄弟(きょうだい)が3人(にん)だともっとすごい。
 聖書(せいしょ)の中(なか)には次(つぎ)のようなことばがあるよ。「見(み)よ。兄弟(きょうだい)たちがひとつになって共(とも)に住(す)むことは、なんというしあわせ、なんという楽(たの)しさであろう。」とある。これが、聖書(せいしょ)の約束(やくそく)だ。今(いま)はともかく、将来(しょうらい)弟(おとうと)がいて良(よ)かったと思(おも)える時(とき)がきっとくるよ!