シリーズ 祝祷 01
『アロンの祝祷』 民数記 6:22-27
キリスト教の礼拝に参加しますと、礼拝の最後に「祝祷」とよばれるお祈りがあります。
「主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがたすべてとともにありますように。」
というものが一般的でしょう。
サンパウロ・ゴスペルハウスの礼拝には、今まで祝祷はありませんでした。
それは、「礼拝から儀式的要素をできるだけ排除する」という思いからでした。
確かに祝祷は、とてもすばらしい祝福のお祈りなのですが、ともすると、礼拝終了のための儀式になってしまいがちだったからです。
神様から与えられた「祝福のお祈り」が、「終了の合図」に成り下がってしまっては、申し訳ないと思っていたからです。
しかし、ただの儀式・礼拝の要素ではなく、神様からの祝福のお祈りとして、しっかりと意味を味わったならば、祝祷はすばらしいプレゼントであると神様に教えられたのです。
それで、今回から、礼拝の最後に祝祷をすることにしました。
もちろん、儀式としてではなく、神様からの祝福をしっかりと味わってです。
『主があなたを祝福し、あなたを守られますように。
主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように。
主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように。』(24-26節)
この祈りには、「祝福」「守り」「光・輝き」「恵み」「愛・好意」「平安」が祈られています。
しかし、これは人間の願望の祈りではありません。
神様の命令で、アロンが行なった祝福の祈りなのです。
つまり、祝福してくれる神様の保証つきの祝福の祈りなのです。
この言葉が、生きた言葉として、あなたの生活の中に注がれますように。
この約束が、この祝福が、あなたのものとなりますように。
しっかりと祝福を味わって、あなたにしかできない人生を歩みましょう。
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