46   詩篇 第33篇(詩篇に楽しもう20 2007.09.08)
詩篇に楽しもう 20
『詩篇 第33篇』 詩篇 第33篇
 
私がこの詩篇を読んで一番初めに受けた印象は、「詩篇らしい詩篇」だなぁということです。
神様の恵みに対する、喜び、感謝、賛美があふれ、とっても、素敵な詩篇です。
みなさんはどんな印象をもたれましたか。
 
この詩篇の要旨は簡単です。
「大いなる神様の力と恵みを受けて、神様の民・イスラエルの正しい人たちよ喜べ!」という招きです。
人の目に見えなかった創造の御業も(6節)、目に見えた出エジプトでの海が分かれた奇蹟やイスラエルの戦い(ダビデ対ゴリアテなど)も(16節)、神様の恵みを示す歴史的事実です。
イスラエルの民よ、確かに、確かにあなたは愛されているのです!
さあ、心いっぱい、喜びいっぱい、賛美しましょう!
と、招いているのです。
 
さて、旧約時代のイスラエルと神様との関係は、私たち人類全体と神様との関係の雛形です。
ということは、この招きは、とりもなおさず、私たちに対する招きでもあるのです。
神様の大きな愛と、イエスさまの十字架によって、正しい者・神様の民・神様の宝とされた私たちに対する招きなのです。
 
キリスト教は、どこか遠くの偉い人や修行した人、あるいは悟った人だけのものではありません。
神様が海を分けたとき、モーセに導かれたイスラエルの民は、一人残らず海を渡ることができました。
海が分かれる奇蹟を目の当たりにするまで、モーセのことをののしっていた人もいたでしょう。
神様の奇蹟を信じることができず、絶望していた人もあったでしょう。
でも、神様はその人たちをもしっかりと守り、だれひとり残すことなく、海を渡らせたのです。
 
そう、救いは私たちの誠実さによるのではなく、神様の愛と憐れみによるのです。
だから、喜び・感謝・賛美は、あなたのものです。私のものです。
他人事ではないのです。
あなたは神様に招かれているのです。
 
立琴をもって主に感謝せよ。十弦の琴をもって、ほめ歌を歌え。
新しい歌を主に向かって歌え。喜びの叫びとともに、巧みに弦をかき鳴らせ。(2-3節)
「新しい歌」それは、物理的な新しさもあるでしょう。
時代に即した賛美という面もあるかも知れません。
 
しかし神様は、表面に見えるものや具体的なものよりも、それ以上に、内面や本質などの見えないものを見る方です。
「新しい歌」それは、私たちが新しい心で捧げる歌でもあるのです。
私たちは、新しい心で賛美を捧げましょう。
新しい自分で、新しい生き方の中で、神様に心からの感謝と喜びを捧げましょう。
 
サンパウロ・ゴスペルハウスの礼拝は、比較的新しい賛美で満ちています。
私の技量不足で、「巧みに弦をかき鳴らせ」(3節)まで行けていないのは、申し訳ないですが(笑)。
しかし、ただ新しく作られた歌ではなく、新しい心を持って賛美しましょう。
身も心もたましいも新しくして、いえ、神様に新しくされて、喜びにあふれて賛美しましょう。
喜びの叫びを、ともに神様に向かって上げましょう。
 
あなたの生活の中に賛美を!
感謝と喜びにあふれた賛美を!
新しい心で、ハレルヤ!と喜び叫んで、生活しましょう。
神様は、確かにあなたを愛しているのです。



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