49   ヘロデの前での沈黙(話そう50 2007.09.29)
イエスさまと話そう50
『ヘロデの前での沈黙』ルカ 23:5-12
 
イエスさまと話そうシリーズも、今週で50回目を迎えました。
イエスさまと話そうなのですが、今日の箇所は、イエスさまと出会ったにもかかわらず、唯一話してもらえなかった男、ヘロデです。
 
これは、イエスさまが十字架にかかる日のできごとです。
ピラトは、自分の手に余りそうなイエスさまの処理を、ヘロデにさせようとしました。
かねてからイエスさまに興味を持っていたヘロデは、喜んでイエスさまを迎えたが、イエスさまは何も話さなかったのです。
 
もう、何度もお話していることですが、私たちがブラジルに来るにあたって、神様は明確な導きを与えてくれました。
教団や教会に派遣されたわけではない私たちを、神様は責任を持って導いてくれたのです。
ビザや永住権の取得、仕事や育児についても、私たちの人生へ、確かな神様の導きがありました。
 
このようなことをお話しすると、
「なぜあなたたちにだけ、神様の声が聞こえるの?!」
「私には神様の声がない。私にはわからない。」
と言われることがあります。
聞こえる人とそうでない人がいる理由は、私にはわかりません。
神様は自由な方で、ちっぽけな私には理解できないことのだらけなのです。
 
ただ、秘訣は一つあるようです。
それは、神様の声を聞いたなら、徹底的に従うという決心です。
次の2つの違いを明確につかんでください。
「神様の願うことを、自分の人生に起こしてもらう」と、
「自分の願うことを、神様に起こしてもらう」です。
 
ヘロデはまさに、後者でした。
「ずっと前からイエスのことを聞いていたので、イエスに会いたいと思っていたし、イエスの行なう何かの奇蹟を見たいと考えていたからである。」(8節)
彼は、自分の興味・感情の満足のために、イエスさまを使おうとしているだけです。
イエスさまに従うわけでもなく、しかも対決姿勢すらありません。
ただの観客・見物人です。
しかも、支配的な姿勢を持った見物人です。
「お前、水をぶどう酒に変えたそうじゃないか。ほれ、ここでやってみろ。」
というような態度なのです。
 
イエスさまは、たくさんの人に話しかけてきました。
イエスさまに敵対する者にも、従う人にも、イエスさまを愛する人にも、イエスさまを憎む人にも、強い人にも弱い人にも、理解者にも無理解者にも話してきたのです。
そのイエスさまが、ここでとうとう、ヘロデに対して口を閉ざしました。
支配的な態度の見物人であるヘロデに対してです。
 
しかし、果たしてヘロデだけの問題でしょうか。
もしあなたが「神様の導きがわからない」、「神様の声が聞こえない」と感じるなら、自分自身を吟味することをおすすめします。
「自分の願うことを、神様に起こしてもらう」という姿勢ならば、話してもらえないかも知れません。
また、神様が話してくれても、自分に都合のいいことしか聞かないかも知れません。
あるいは、神様の声が聞こえていても、神様の導きに気づいていても、自分の欲求と違うならば、認められないのかも知れません。
 
チョコレートが大好きな子どもがいたとしましょう。
その子が、チョコばかり欲しがったとしても、食事のたびにチョコだけ食べさせる親はいません。
それは、子どもを愛しているからです。
子どもを愛する親は、子どものために、もっといいものを与えようとしてくれるのです。
神様も、もちろん、そうです。
 
イエスさまは私たちと話したがっています。
見物客であることも、支配者であることもやめましょう。
「神様の願うことを、自分の人生に起こしてもらう」と、徹底的に従う決心をしてみましょう。
イエスさまの教えてくださったお祈り、主の祈りには、こうあります。
「(神様の)みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ」
この「地」とは、あなたの人生のことなのです。
「神様の願うことが、天であらわされるように、私の人生にもあらわしてください!」
イエスさまは、そう祈りなさいと教えてくれたのです。
 
また、「神様の願うことを、自分の人生に起こしてもらう」ことは、不自由なことではありません。
愛する子どものために、親が計画したことに従った子どもは、不自由にはなりません。
より一層、自由になるのです。
もっと自分を伸ばし、もっと喜びを持ち、もっと解放されて生きるのです。
 
不完全な人間でさえ、愛する子どもにはそうするのです。
ましてや神様は、私たちの最善を知っていて、私たちのために最高のものを用意しているのです。
神様の願うことをしっかりと受け取って、もっと自由に、もっと喜び、もっと愛される、祝福あふれる人生を歩みましょう。
 
 
祈りましょう。
神様の導きに徹底的に従えますように。
神様の愛が、あなたの人生にあふれますように。



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