54   いっしょに行きましょう (御言葉の旅準備 2007.11.03)
御言葉の旅(第2期:403) 準備礼拝
『いっしょに行きましょう』 民数記 10:29-36
 
聖書は、旧約・新約合わせて66巻(旧約39巻・新約27巻)でできています。
ページにしてみると、旧約が約1500ページで、新約が約500ページです。
全部で1189章(旧約929章・新約260章)あり、一年で読もうとすれば、1日あたり、3章と1/4章になります。
つまり、3章か4章ずつ読んでいくと1年で読みきることができる計算です。
 
この聖書通読、いい事とはわかっていても、挫折する人も多いのが現実です。
昨年の10月に、神様から「みんなで読み通す」という思いを与えられ、『御言葉の旅-365』がスタートしました。
中心聖句は、次の言葉です。
「十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力です。」(1コリント 1:18)
 
聖書の言葉は神様の力、十字架から流れ出す神様の愛の力です。
この神様の力を、私たちの人生に迎えようという思いで、御言葉の旅は始まりました。
2006年10月30日にスタートしたこの旅は、神様の祝福の中で、とてもすばらしいものになりました。
2007年10月29日にゴールするまでに、いろんな場所で、神様の力を確かめ、体験することができた365日でした。
さまざまなところでの神様の力を見るたびに、とても多くの喜びがあふれてきました。
 
祝福いっぱいだった「御言葉の旅」第1期を引き継いで、第2期は、11月19日スタート、来年12月25日ゴールの403日間の旅です。
第1期よりもコースも増え、日程もゆったりしていて、楽しいこと間違いなしです。
私は、皆さんに自信を持ってお誘いできます。
 
今週の聖書箇所でも、モーセがホバブを旅に誘っています。
「私たちは、主があなたがたに与えると言われた場所へ出発するところです。私たちといっしょに行きましょう。私たちはあなたをしあわせにします。主がイスラエルにしあわせを約束しておられるからです。」(29節)
モーセは、実際は、道案内(31節)として来てほしかったようです。
が、このような誘い方をするなんて、やや不自然な感じもします。
私ははじめて読んだとき、なんか不誠実な感じだなぁ、と感じました。
 
しかし、これでいいのです。
この不自然さは、視点の違いから来ているのです。
モーセが、自分自身の目から見た場合、ホバブには道案内として来てほしかったのです。
そして、モーセが、神様の目を通して見たら、ホバブにはしあわせの約束がなされているのです。
 
「御言葉の旅」へのお誘いも、同じです。
私自身の目から見たら、みんなで支えあい祈りあう、旅の同行者を希望します。
もっと言えば、私一人では成し遂げる自信がないので、ぜひともいっしょに行ってほしいのです。
そして一方、神様の目から見たら、神様の祝福あふれるしあわせの約束なのです。
「十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力です。」(1コリント 1:18)
この言葉が、真実に、リアルに、あなたの人生に成就するのです。
 
モーセの誘いに対してホバブがどうしたか、聖書には何も書いていません。
登場していないということは、いっしょに行っていないのかも知れません。
もしくは、彼は道案内としてそれほど役に立たなかったのかも知れません。
 
しかし、確かなことがあります。
それは、神様自身がリアルに導いてくれたということです。(33節以降)
そして、つぶやきと不信仰の中でも、捨てないでいてくれたということです。
この箇所に続く11章には、民の「肉が食べたい」という願いに、1ヶ月にわたって、飽き足りるほどに肉を与える神様の姿が書かれています。
神様の力は、心の中がちょっと励まされるというような、抽象的なものではありません。
生活の中で、リアルに体験できるものなのです。
 
ホバブは、たとえ道案内として役に立たなかったとしても、モーセたちに同行していたならば、その祝福の体験者でした。
そして、彼が同行していないのなら、たとえ優秀な道案内であったとしても、傍観者どまりなのです。
 
私は皆さんに、神様の祝福の体験者になってほしいのです。
 
もう一度言います。
「私たちは、主があなたがたに与えると言われた場所へ出発するところです。
私たちといっしょに行きましょう。
私たちはあなたをしあわせにします。
主があなたにしあわせを約束しておられるからです。」
さあ、ごいっしょに、祝福の旅に出かけましょう。



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