３回シリーズの今年のクリスマスメッセージも、これでおしまいになります。

第１回目では、「歯ぎしりをして悔しがっている人のもとへ来る救い主」を、第２回目では、「愛のゆえ、血みどろのあしあとを歩く救い主」をみました。

今回は、救い主・赤ちゃんのイエスさまに会った後の羊飼いをみてみましょう。

 

羊飼いは、歯ぎしりするほどの悔しい思いをしていました。

そのとき、御使い(天使)が来て、羊飼いたちに救い主の到来を伝えたのです。

そして、

「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」(14節)と賛美して、御使いたちは帰って行ったのです。

 

羊飼いたちは、さっそくベツレヘムの町に行き、飼い葉おけの中に寝ている赤ちゃんのイエスさまを捜し当てました。

すべては御使いが言った通りでした。

 

その後、羊飼いたちは、どうしたでしょう。

彼らは、町の人たちにこのすばらしい知らせを伝えたのです。

きっと、こう言ったのではないでしょうか。

「きょう、このダビデの町・ベツレヘムで、私たちのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」

そして、彼らは、「神をあがめ、賛美しながら帰って行った。」(20節)のです。

 

もうそこに、悔しい思いをしながら野宿で夜番をしている羊飼いの姿はありません。

彼らは、町の人たちにすばらしい知らせを告げ、その後、賛美して帰って行ったのです。

「すばらしい知らせを告げ、賛美して帰って行く」それはまさに、彼らの前に現れた御使いたちと同じではありませんか。

 

そうです。

彼らは天使になったのです。

見た目は、前と何も変わらない、ただの羊飼いかもしれません。

しかし、神様の愛によって、愛の具体的なあらわれである救い主イエスさまとの出会いによって、彼らは天使になったのです。

歯ぎしりする悔しさから天使へ、劇的な変化が彼らに起こったのです。

 

そして、この劇的な変化は、羊飼いだけのものではありません。

そのまま、あなたのための劇的な変化でもあるのです。

もしあなたが、救い主を捜し当て、受け入れたなら、あなたも天使になれるのです。

捜し当てるのは難しいことではありません。

なぜなら、救い主イエスさまはあなたのところへ、歯ぎしりするような悔しさのまっただなかに来てくれるからです。

神様は、あなたが天使になることを望んでいるのです。

 

イエスさまがお生まれになるとき、ベツレヘムの町には、イエスさまを迎え入れる場所がありませんでした。

それで、イエスさまは家畜小屋で生まれました。

もしあなたの心が同じように、イエスさまを迎え入れる場所を持たないなら、劇的な変化は、もう少し後になってしまうことでしょう。

それも一つの選択です。

 

または、羊飼いのように、イエスさまを捜し出し、迎え入れることもできます。

そして、劇的な変化を自分のものにしていくのです。

これもまた、一つの選択です。

私たちは、喜びあふれる選択をしたいものですね。

 

 

あなたは天使になります。

あなたの救い主が、あなたを変えるのです。

この劇的な変化を、あなたの人生に迎え入れましょう。

あなたは、歯ぎしりするような悔しさから解放され、喜びの人生が始まるのです。

神様からの最高のクリスマスプレゼントは、あなたのものなのです。