メッセンジャーはイエスさま 20 
『求めなさい』 マタイ 7:7-11 
  
ここの主題は、「求めなさい」です。 
「求めなさい。」「捜しなさい。」「たたきなさい。」と3種類の表現がしてありますが、強調するための手法です。 
それぞれ別の意味があるわけではありません。 
なぜなら、後半では、求めた子どもが与えられるという、たとえになっているからです。 
  
では、なぜ、私たちは求めていいのでしょうか。 
それは、そうすれば与えられるからです。 
もっと言えば、そうすれば与えてくれる神様だからです。 
私たちは遠慮なく、神様に求めていいのです。 
  
次男のタリタはアトピー体質で、寝ているときも、汗をかくと体がかゆくなります。 
それで、体をかきむしってしまうので、さすってあげることになります。 
夜中に、タリタのおなかをさすっていたときのことです。 
おなかのかゆみがおさまってきたのか、ちょっと落ち着いたタリタが、急に私の手首をつかみました。 
そして、私の手を彼の頭に持っていったのです。 
  
彼がしたのは、そこまでです。 
彼は、頭をなでて欲しかったので、私に求めたのです。 
そして、期待して手を離して、待っていたのです。 
私は、彼の頭をなでました。 
頭をなでられながら、彼はすやすやと寝ていきました。 
  
私はタリタの行動に、求めることの真髄を見た気がしました。 
彼は、私の手を頭に持っていっただけなのです。 
頭をなでて欲しいと求めただけなのです。 
決して、私の手首を握ったまま私の手を動かして、頭をなでさせようとはしなかったのです。 
  
必ず答えてくれると確信して待つこと、これがポイントです。 
求めるとは、与えてくれる人に信頼することなのです。 
信頼して、期待することです。 
期待して、待つことです。 
  
私たちは、求めていながら、さらに自分自身の力で何とかしようとしてしまいます。 
待ちきれないのです。 
しかし、与える主権者は、神様です。 
決して私たちではありません。 
  
神様は、あなたの幸せを願わないわけがないのです。 
あなたのために、ひとり子イエスさままで十字架にかけた神様です。 
いのちを捨ててまで、あなたを愛した神様が、あなたを呪うわけがありません。 
  
さあ、神様に期待しましょう。 
喜んで、待ちましょう。 
他人に振り回されることは、もう、必要ありません。 
自分の感情に振り回されることも。 
  
必ずよいものを与える神様は、あなたの味方です! 
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