29   ペンテコステ前の弟子たち (ペンテコステ01 2006.05.27 第二礼拝)
2006年ペンテコステへ向けて
『ペンテコステ前の弟子たち』 使徒行伝 1:15-26
 
来週はペンテコステです。
いわば、キリスト教会の誕生日といっていい日でしょう。
今週の聖書箇所は、そのちょっと前のことです。
誕生日前、期待に胸膨らむ時期ですね。
もちろん、当時の弟子たちはそんなことも知らなかったのですが。
 
イエスさまは十字架につけられて死に、3日目によみがえりました。
そして、それから40日の間、地上におられました。
復活してから40日後に、天に帰られ、その10日後がペンテコステです。
ですから、昇天からペンテコステまでの10日間にあった出来事が、今週の聖書箇所です。
 
そのころ、百二十名ほどの兄弟たちが集まっていた(15節)
ゴスペルハウスの礼拝に比べたら、うんと多い人数ですね。
しかし、一時期は、もっとたくさんの人がイエスさまのはなしを聞いていたのです。
イエスさまがパンを増やす奇蹟を行なったときの聴衆は、男だけで5千人でした。
(マタイ14章、マルコ6章、ルカ9章、ヨハネ6章)
女性や子どもも含めたら、1万人以上はいたことでしょう。
 
そこから考えると、1万分の120、およそたったの1%です。
のこりの99%は離散してしまいました。
この数字だけ見たら、イエスさまの伝道は失敗にみえます。
 
しかし、ここから世界最大の宗教が始まったのです。
ただの宗教ではなく、世界中の人々の生き方が変わりました。
たとえば、2006年という表し方も、日曜日に休むことも、キリスト教が世界に広がったために採用されています。
クリスマスは、ほぼ世界中のお祭りです。
 
たった1%の残った者たち。
世界中を巻き込むエネルギーが、ここから噴出したのです。
 
その第一番目の要因は、聖霊様の力です。ペンテコステの力です。
 
今日は、このすさまじいエネルギーを受けるための私たち側の要因について、この箇所から学んでいきましょう。
21-22節には、新しい使徒の選出基準が書いてあります。
それを要約すると、「イエスさまとともに生きた者」です。
言いかえれば、「生きたイエスさまとであった者」です。
知識としてイエスさまを知っているのではなく、生きたイエスさまとの交わりを持つことが基準なのです。
そして、それこそが、世界中を巻き込むようなエネルギーを受ける秘訣です。
 
現代の私たちの信仰も同じです。
どれだけ宗教書を読んでも、キリストに関する知識を詰め込んでも、今生きているイエスさま(愛のために死んだ方)との交わりにはかないません。
知識や教理や技術では愛はわからないのです。
それは、食べたことのない料理を説明するようなものです。
それはきっと、確信のない、味気ないものでしょう。
 
私たちは一度会った友人を、「本当に存在するのか」と疑うことはありません。
それと同じように、イエスさまとの生きた出会いがあれば、イエスさまの存在に疑問を持つことが不可能です。
あなたが99%めげてしまっても、出会いの確信が残りの1%から奇蹟のエネルギーを生むのです。
 
では、どうしたら、イエスさまに出会えるのでしょうか。
いったいどんな修行や苦行が必要なのでしょうか。
いいえ、何も苦しむ必要はありません。
イエスさまは誰も差別しません。
すべての人に、イエスさまとの出会いは用意されています。
 
見よ。わたしは、戸の外に立ってたたく。
だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところにはいって、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。(黙示録3:20)
 
心を開いて、イエスさまをお迎えしましょう。
生きたイエスさまとの出会いをしましょう。
愛ある人生をスタートしましょう。
 
 
愛あふれる人生が、いま、始まろうとしています。
世界中を巻き込む愛のエネルギーが、あなたの人生に注がれます。
その鍵は、生きたイエス・キリストとの出会いです。
イエスさまは、あなたの心の扉の前にいます。
さあ、奇蹟のエネルギーの扉を開けましょう。
 
あなたのためにお祈りしています。



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