今週の聖書箇所は、パウロのメッセージです。

読むだけで、パウロの言いたいことがわかってしまい、恵まれてしまう箇所です。

ここで、もう一度、この聖書箇所を読んでみましょう。

私は神様からこの聖書箇所を与えられたときに、説教不要ではないかと考えました。

 

 

今週の一言はこれです。

『みことばの難解さにチャレンジすることよりも、基本的な箇所にくりかえし触れ、最初の愛にもどる必要があるのです。実はこれが霊的な成長を受けるコツなのです。』

 

この箇所は、まさに基本的な神様と私たちとの関係を明らかにしています。

ですから、私ははじめ、説教は不要かと思ったのですが、この基本的な箇所をもう一度よく味わい、神様の愛に戻りたいと思い直しました。

 

6節でパウロは、「私たちがまだ弱かったとき、・・・不敬虔な者のために」と書きました。

そうです。

私たちは、立派だからとか、信仰深いからで救われるわけではないのです。

イエスさまは、罪人のために十字架で死にました。

罪人、それは、神様のもとから離れてしまった人です。

そして、戻ろうと思っても自力で戻ることができなくなってしまった人です。

 

私たちが救われたのは、神様が人間を罪人であるにもかかわらず愛して、救いの計画を立てたからです。

そして、イエスさまが、その計画に、十字架の死まで従順であったからです。

一方的な神様側からの愛と恵みによって、救われたのです。

イエスさまの十字架の血潮が、具体的なその愛の証拠です。

私たちの知識や技術では、何もなすすべがないのです。

ただ、イエスさまの血あるのみです。

 

私は今週の木曜日に、まな板の上で肉を薄切りにしました。

ブラジルの肉は、日本の肉に比べて血抜きが十分でないためか、プラスチックの白いまな板に血がつきました。

すぐにそれを洗えばよかったのですが、食事の後までそのままにしていたら、血痕がくっきりと残ってしまいました。

そのとき、私は、はっと思ったのです。

「人々の魂に、イエスさまの血痕ははっきりと残っているだろうか？」

 

イエスさまの血痕、それは確かな愛の証拠です。

まな板の血のしみは消したほうがいいですが、イエスさまの血痕は決して消してはいけないのです。

上塗りなどの小細工・加工は不要です。

 

人類の歴史を２つに分けるとしたら、どこが区切れ目になるでしょうか。

紀元前と紀元後と考えることもできますね。

そして、その中心(区切れ目)は、そう、イエスさまです。

 

人類の歴史の中心にイエスさまがあるように、私たちの人生の中心に血潮のしるしを置きましょう。

それは、神様が私たちを愛して確かな証拠です。

イエスさまの血痕を人生の中心にすえたそのとき、私たちは罪人の生活から脱出します。

もう罪の奴隷ではなくなるのです。

そして、神様の前に出る恐怖がなくなります。

 

長男のはれるは、何か悪いことをしてしまうと、私たち親の前に来ることが怖くなるそうです。

また、嘘をついていると、親が怖く感じるようです。

しかし、何も悪いことをせずに、嘘をつかずにいるときは、喜んで私たちにまとわりついてきます。

同じように、イエスさまの血痕によって、私たちは神様の前に大胆に出て、大いに神様を喜べるのです。

神様の愛は、私たちを恐怖の人生から、喜びの人生へと導きます。

 

確かな愛の証拠を身につけて、大胆に・イキイキと歩みましょう。

 

 

あなたは、神様に愛されています。

イエスさまの十字架の血潮が、その愛の証拠です。

私も、神様に愛されています。

イエスさまの十字架の血潮が、その愛の証拠です。

イエスさまの血潮を、あなたの人生の真ん中におきましょう。

この血潮に、努力や知識や技術を混ぜてはいけません。

この単純で確かな愛の証拠が、あなたの人生を変えるのです。

あなたの人生に、本当の喜びと自由がプレゼントされます。

 

あなたのためにお祈りしています。