4   夢 (出張日本語礼拝記念 2006.01.21)
2006年出張日本語礼拝記念
「夢」
その後、わたしは、わたしの霊をすべての人に注ぐ。
あなたがたの息子や娘は預言し、年寄りは夢を見、若い男は幻を見る。
ヨエル書 第2章28節
(2006年出張日本語礼拝テーマ聖句)
 
今週の聖書箇所は、今年の出張日本語礼拝のテーマ聖句です。
今年も、昨年に引き続き、ブラジルの非日系教会で日系人の開拓伝道をします。
その中心となる聖句が今週の聖書箇所なのです。
 
ヨエル書は、旧約聖書の中の小預言書と言われるジャンルに属します。
短い預言書で、聖書6ページ、文字数でも4000字程度ですから、全部お読みすることをおすすめします。
あらすじを知っておくと、さらに読みやすいと思いますので、ご紹介します、
 
1.神様の民、イスラエルが罪を犯します。
2.その結果として、神様からの災いが送られます。
3.ヨエルの預言により、民が悔い改めます。
4.神様と和解し、関係が回復します。
5.神様の霊が送られます。
6.最終的な裁きがなされます。
 
今週の箇所は、このうちの5に当たるものです。
神様との関係が修復した後、神様がすべての人に神様の霊を送るという箇所です。
 
イスラエルの民と神様との関係は、すべての民族と神様との関係のひな型です。
では、このヨエル書は、私たちに対して何を語っているのでしょうか。
 
1は、はじめの人アダムが罪を犯したことに重なります。
その結果、すべてに人に罪が入り込みました。
4は、イエスさまの十字架による和解、神様との関係の回復です。
6は、最後の審判です。
 
ということは、現在は、十字架のよりも後で最後の審判よりも前なので、5の状態なのです。
ですから、前半の「その後、わたしは、わたしの霊をすべての人に注ぐ。」という言葉は、
「今日、わたしは、わたしの霊をすべての人に注ぐ。」と読み替えていいのです。
 
後半は、反復して強調するユダヤ的表現です。
あなたがたの息子、年寄り、若い男とは、老若男女すべてということです。
次の29節では、しもべ、はしためまで含めています。
預言し、夢を見、幻を見るとは、こういうことです。
神様は、預言者に夢や幻を通して、ご自身を啓示することが多いのです。
つまり、後半は、「すべての人に神様がはっきりと明らかになる。」ということを示しているのです。
 
では、神様の霊を受けたすべての人は、神様の何がはっきりするのでしょう。
それは、「神様の愛」です。
どれほどまでに神様が私たちを愛しているのかがはっきりするのです。
 
「そんなことはもう知ってるよ。聖書読んでるから。」と言うかもしれませんが、それは知識として知っているだけです。
神様の霊を受けたならば、知識ではなく、自分自身のゆるぎない体験として、神様の愛がはっきりするというのです。
それは確実な夢、さめない夢です。
とてつもなく大きな神様の愛に愛されているという、はっきりとした夢です。
 
もう私たちは、あきらめる事でごまかす必要はないのです。
いえ、神様の霊を受けたなら、ごまかしてはいけないのです。
神様に愛されている者として、神様の宝物として、神様の愛の中を堂々と歩んでいきましょう。
 
さあ、神様の霊を受けましょう。
神様は求める誰にでも惜しみなく注いでくださいます。
神様の愛を受けましょう。
たとえあなたの状況がどのようであっても、神様は見捨てません。
夢見る者になりましょう。
神様がくれる、さめない夢・確実な夢・愛の夢を。
 
あなたのためにお祈りしています。



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