47   詩篇第138編 (詩篇に楽しもう04 2006.08.19第二礼拝)
詩篇に楽しもう 04
『詩篇第138篇』 詩篇第138篇
 
この詩篇には、「ダビデによる」という但し書きがついています。
ダビデは、サウル王に続くイスラエル2代目の王で、もともとはベツレヘムのエッサイの末の息子でした。
小さい頃は羊飼いをしていましたが、神様に選ばれて王になったのです。
王になったのは30歳(紀元前1010年頃)で、40年間(ヘブロンで7年間、エルサレムで33年間)王位にありました。
 
詩篇150篇の中で、73個にはダビデの名が冠されていますが、すべてがダビデの作というわけではありません。
しかし、多くはダビデの作か、起源をダビデとするものと考えられています。
この詩篇138篇は、バビロン捕囚からの解放・帰還後の詩篇ですから、紀元前530年ごろでしょう。
もちろん、ダビデはその頃生きてはいませんから、ダビデの直接の作品ではないと思われます。
 
ユダヤ人にとって、バビロン捕囚からの解放・エルサレムへの帰還という出来事は、出エジプトに負けない大事件でした。
神様の力の確かさと、その力ある神様がともにいてくれるという体験をしたのです。
そして、神様の約束への真摯さ、誠実さを確かに実感したのです。
この神様への、そして、神様の約束への感謝があふれる詩篇がこの138篇なのです。
そこには、信頼があり、神様の臨在の確かな実感があるのです。
 
彼らが感謝した「神様の約束」の主権者は、もちろん神様です。
人間は主権者ではなく、約束を受ける者です。
神様主権の約束、それは人間を神様の奴隷にするものではなく、自由にするものです。
悲しませるのではなく、喜ばせるものです。
感謝にあふれさせるものなのです。
 
現在私たちに与えられている約束は、毎週の聖餐で読んでいる聖書箇所の通り、イエスさまの約束です。
それは、罪の赦しの約束、神様の子としての永遠のいのちと愛の約束です。
そして、人間に側に約束を受けるための資格があるのではなく、神様の側に約束を与える主権があるのです。
約束を信じて受け入れるすべての人に、約束が効力を持っているのです。
 
神様の約束を、人生の中に受け入れましょう。
神様は、生きています。
神様は、真摯で誠実です。
神様は、あなたを自由にします。
神様は、あなたに喜びを与えます。
神様は、あなたを愛しているのです。
 
生きている神様(の約束)とともに、感謝と喜びにあふれて生きましょう。
 
あなたのためにお祈りしています。



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