49   サウロ (話そう42 2006.08.26第二礼拝)
イエスさまと話そう42
『サウロ』 使徒 9:1-9
 
自分を変えたい。
内面を変えたい。
生き方を変えたい。
これは、私たちの多くが望むことではないでしょうか。
 
私たちは神様に造られました。
そして、唯一、神様の息(霊)を吹き込まれた生き物なのです。
ですから、神様を思うことができます。
しかし、罪に堕ちてしまった私たちは不完全です。
不完全な人間が完全な神様を思うことができるから、また、罪に汚れた私たちがまったく聖い神様を思うことができるから、私たちは変わりたいのではないでしょうか。
でも、私たちは自分の努力では、なかなか変わることができません。
それで、周りの人を変えようとしてしまいます。
周りの人を裁き、人間関係を壊してしまうのです。
 
サウロは、タルソ生まれのユダヤ人で、パリサイ人でした。
ガマリエル(1世紀最大のラビ)に学び、議会での議決権を持っていたようです。
キリスト教の迫害者でしたが、他の多くの迫害者のような政治的なねたみではなく、心から迫害していました。
 
エルサレムからダマスコまでの道のりは約100キロです。
ダマスコにいるクリスチャンを捕まえるために、サウロは出かけていったのです。
そのとき、天からの光に照らされて、サウロは回心するのです。
 
光は、レントゲン撮影やCTスキャンのように、サウロの中身を透かしだしました。
徹底的な聖さの中で、サウロは自分自身の醜さと対面せざるを得ませんでした。
他の人と比較して、自分自身を正当化する方法もあり得ました。
「一緒にいるあいつらは、もっと醜くて・・・」
「彼らこそ先に・・・・・」
立派なエリートユダヤ人のサウロなら、いくらでも抜け道はあったはずです。
 
しかし、神様の愛は、パウロの目を閉じました。
周りの人を見つめることができなくなるように。
目の見えない3日間、それは、サウロが自分自身を見つめる時間でした。
自分自身の醜さ・弱さ、そして、神様の愛、イエス・キリスト。
そして、ここから新しい使徒、パウロが誕生するのです。
 
サウロは望まずに(無意識に求めていたかも知れませんが)、神様の計画の中で変えられたのです。
 
サウロだけでなく、私たちも変われます。
神様に変えてもらえるのです。
もう、周りの人のせいにする必要はありません。
自分自身の醜さに、しっかりと対面しましょう。
変えられない自分の弱さに直面しましょう。
そこに、イエスさまの介入を求めるのです。
そして、「○○さんを変えてください」ではなく「私を変えてください」と、祈り求めましょう。
友人や家族を責める人生から脱出するのです。
イエスさまの愛の光は、あなたの人生を変えます。
私たちは変われるのです。
 
イエスさまは、人生を変えるだけではありません。
「立ち上がって、町にはいりなさい。そうすれば、あなたのしなければならないことが告げられるはずです。」(6節)
そう、イエスさまの愛は、あなたに使命を与えるのです。
生きる目的、生きる意味を与えてくれるのです。
 
イエスさまの光に照らされて、愛の中で生きていきましょう。
あなたならではの生きる意味の中で、イキイキと生かされて。
 
あなたのためにお祈りしています。



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