59   永遠の贖い (ラブレター13 2006.10.07 第二礼拝)
あなたへのラブレター 13
『永遠の贖い』 ヘブル 9:11-14
 
人はなぜ、宗教建築物(教会・寺院・神社など)に惹かれるのでしょうか。
役場や競技場に惹かれることは少ないですね。
それは、荘厳さ、厳粛さ、神聖さ、これらが宗教的建築物にあるからでしょう。
そして、これらの性質はすべて、神様の性質を表すものです。
これは、神様の臨在を人間が根源的に欲しているという証拠ではないかと思うのです。
つまり、宗教建築物は、人を神様の前に出すものということです。
 
モーセの時代、神様は会見の天幕の作成を指示しました。
会見の幕屋は、神様の臨在を表す天幕です。
神様の家と言っても差し支えないでしょう。
しかし、その至聖所に入ることができるのは年に1回だけです。
しかも、大祭司だけに限られています。
ですから、人を神様の前に出すとは言っても、会見の幕屋は、その本質を表すための模型・雛形に過ぎなかったのです。
 
この造られた物とは違った、さらに偉大な、さらに完全な幕屋を通り(11節)
人を神様の前に出すのが、幕屋・宗教建築物の役割でした。
さらに偉大な、さらに完全な幕屋では、本当の意味で人が神様の前に出られるのです。
言い換えれば、神様が、人の前に形をもって現れることです。
つまり、それはイエスさま自身をあらわしています。
人の姿をとって、人の世界に来た神様であるイエスさまを、さらに偉大な、さらに完全な幕屋と表現したのです。
 
会見の幕屋で行なわれていたことは、いけにえによる罪の贖いと聖めです。
牛・羊・やぎなどが殺され、血が注がれ、肉が裂かれ、焼かれました。
しかし、本来は罪ある人が自らのいのちを捨てなければならなかったのです。
または、ふさわしい身代わりがいのちを捨てなければならなかったはずです。
しかし、牛や羊ややぎは、人間の身代わりにはなれません。
ふさわしくないのです。
ですから、一人の人が繰り返し犯す罪に対して、何度もいけにえを捧げなければいけなかったのです。
つまり、動物の犠牲は、本当の犠牲の本質を表すための模型・雛形だったのです。
 
そして、イエス・キリストという本物が来ました。
イエスさまは、罪の贖いのいけにえとして十字架にかかったのです。
ご自分の血によって・・・永遠の贖いを成し遂げられたのです。(12節)
その血は、どんなにか私たちの良心をきよめて (14節)
本物の幕屋が来て、本物の贖いと聖めが行なわれたのです。
そして、それは永遠の贖いです。
 
ゴスペルハウスは学習塾も運営しています。
新しく来る生徒の親の多くは、「うちの子は勉強できないから(頭悪いから、能力ないから)塾に入れようと思う」と、子どもを連れてきます。
しかし、ゴスペルハウスではそういう方針では子どもに授業をしません。
「能力ないから(頭悪いから)勉強しなければならない」のではなく、「能力あるからそれを知るために勉強する」のです。
マイナスを埋めるために努力するのではなく、プラスを引き出すために授業するのです。
 
死んだ行ないから離れさせ、生ける神に仕える者とすることでしょう(14節)
死んだ行ないとは、永遠の死に向かう、神様に反抗した行ないと考えることもできます。
確かに、それもあるでしょう。
しかし、イキイキとしていない神様との生活と考えることもできます。
生きている神様に、死んだ者では仕えられません。
本物の幕屋と本物のいけにえが与えられたのです。
私たちは生き方を変えましょう。
 
「罪のために殺さなければならない」から、「イエスさまがすでに死んでくださった」に。
「罪のための贖いを支払わなければならない」から、「イエスさまの十字架によって、すでに支払われた」に。
「私なんてきよくないから、どうせ・・・」ではなく、「不十分な者だけれども、イエスさまによってきよめられたから・・・」に。
 
否定的な宣言を、すべてイエスさまによってプラスに変えましょう。
イキイキと神様とともに生きること、それが、神様の望む生き方です。
本物の幕屋と本物のいけにえに示された神様の愛を、私たちは真剣に受け止めましょう。
 
 
本物の幕屋と本物のいけにえが、あなたの人生に与えられました。
それは、イエス・キリストの十字架の愛。
あなたの罪の代償は、すでに支払われました。
あなたはもう、聖められました。
いま、あなたは神様の愛する子どもです。
生きている神様の愛を、全身全霊で受け止めましょう。
生きている神様の愛の中で、イキイキと生きましょう。
 
あなたのためにお祈りしています。



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