61   右に行くにも左に行くにも (御言葉の旅-365 準備礼拝(2) 2006.10.21)
『御言葉の旅-365』準備礼拝(2)
『右に行くにも左に行くにも』 イザヤ書 30:18-26
 
イザヤ書の第28章〜第33章は、5つの裁きのメッセージです。
今週の聖書箇所の第30章は、第3番目のメッセージになります。
その内容は、神様以上に他のものを頼りとする人々に対する審判の預言・警告のメッセージです。
当時の状況の中では、具体的には、神様以上にエジプトの兵力・軍事力を頼りにしようとしていたことをあらわします。
外国からの侵略に備えて、エジプトと軍事同盟を結ぼうとする国に対する警告のメッセージなのです。
 
しかし、ここで注意したいことがあります。
それは、私たちの努力や工夫そのものが悪ではないということです。
神様抜きで、神様以上にして、それを行なうところに罪がある。
罪とは、神様抜きの人生なのです。
 
イエスさまは言われました。
「何はともあれ、あなたがたは、神の国を求めなさい。
そうすれば、これらの物は、それに加えて与えられます。」(ルカ12:31)
「神の国」、それは、神様とともに生きる人生です。
それを望みなさいとイエスさまは言ったのです。
「死後の天国を今すぐ求め、死になさい」と言っているのではありません。
イエスさまの望みは、私たちが神様と生きることです。
 
イザヤ書の少し前の箇所に、こうあります。
「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。」(30:15)
私たちは神様の前に静まって、信頼して、神様の無限の力を得られるのです。
神様は惜しみなく、私たちに力を与えてくれるのです。
15節は続きます。
しかし、あなたがたは、これを望まなかった。(30:15)
イスラエルの民は、神様の愛の前にさえ、自分の計画を捨てることができませんでした。
 
しかし、神様はすべてを見捨てたわけではありません。
それゆえ、主はあなたがたに恵もうと待っておられ、・・・(18節)
神様は、私たちを待っていてくれる方なのです。
神様、主を待ち望む人達には、回復のチャンスはいつでも用意されています。
いつだって、誰だって、遅すぎることはないのです。
立ち返って、神様の言葉を人生に迎えたなら、私たちには救いと力が与えられるのです。
 
神様は、私たちと、いつも一緒にいてくれます。
あなたが右に行くにも左に行くにも、あなたの耳はうしろから
「これが道だ。これに歩め。」と言うことばを聞く。(21節)
私たちは、10月30日から365日の御言葉の旅に出発します。
毎日、3〜4章、約4000文字の聖書の言葉に出会います。
神様の言葉を豊かなシャワーとして浴びるようなものです。
私たちは、神様が生きているという確かな実感を得ることでしょう。
また、神様はどこか遠くにいるのではなく、あなたの近くに生きているという実感を得ることでしょう。
 
そう、本物の神様に頼る人生が始まるのです。
つまらない物に頼る人生からの脱出です。
あなたは、銀をかぶせた刻んだ像と、金をかぶせた鋳物の像を汚し、汚れた物としてそれをまき散らし、これに「出て行け。」と言うであろう。(22節)
目に見える偶像を捨てるのは、結構簡単なことです。
少し手間がかかりますが、私たちは目に見える偶像だけでなく、見えない偶像をも捨てましょう。
それは、知識・常識・経験・努力・占いなど、神様以上に判断材料になるものです。
これらは、私たちにはもう不要なのです。
 
右に行くにも左に行くにも、神様がともにいてくれます。
これは確かな約束です。
イエスさまのいのちをかけての契約です。
耳を澄まして、神様の声を聞きましょう。
神様の声は、耳のうしろからです。
耳たぶは前に向かってついていますから、うしろの音は耳を澄まさないと聞こえにくいのです。
 
「大丈夫、私はあなたとともにいる」 
この神様の言葉をしっかりと握って、歩んでいきましょう。
そのとき、あなたの人生に愛と祝福と輝きが与えられるのです。
主がその民の傷を包み、その打たれた傷をいやされる日に、月の光は日の光のようになり、日の光は七倍になって、七つの日の光のようになる。(26節)
 
 
神様は、あなたを待っています。
愛の言葉を用意して待っているのです。
祝福の言葉を用意して待っているのです。
あなたが右に行くにも左に行くにも、神様の言葉は裏切りません。
さあ、神様の言葉に期待して、御言葉の旅に出かけましょう。
生きた神様の愛と祝福の約束は、今、あなたのものです。
 
あなたのためにお祈りしています。



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