羊飼イエス・キリスト教会

牧師のひとこと



牧師 武内 明



 地の果てのすべての者よ。わたしを仰ぎ見て救われよ。わたしが神である。ほかにはいない。(イザヤ45:22

 見えるものと見えないもの、この世界のすべてを造られた唯一の神、聖書の神のメッセージは、この御ことばに尽きます。 
私たち人間は、始祖アダム以来、愛なる神にそむき、神に対して罪を犯して来ました。しかし、あわれみ深い神は、ご自身が「神のかたち」に造られた人間が幸いに生きることをなによりも願っておられます。

 私たちの信仰の拠りどころは『聖書』です。

 
 聖書は、およそ1,600年の間に40人余りの人の手によって書かれた書物であるにもかかわらず、一貫して、創造主である三位一体の神と人との関係について書かれています。その上、そのメッセージに何の矛盾もありません。聖書は、まことの神が、ご自身を人に現すことをよしとされて、神の霊感による人の手によって書かれた神の特別啓示の書物です。

 私たち羊飼イエス・キリスト教会は、『聖書』を揺るぎない神のことばと信じ、「ただ聖書のみ」の改革主義信仰の原理に立ち、その歴史的正統的信仰を的確に組織体系化した『ウェストミンスター信仰基準』を信仰生活の規範としています。

 牧師のたましいの変遷・・・・そして願い。

 私は、高校時代、新約聖書を通読する中で信仰に目覚め、神に祈ることを始めました。しかし、「キリストの十字架の福音」を知らず、救い主キリストがなぜ人間に必要なのかが分からず、本当の信仰を持つには至りませんでした。そして、キリストが2,000年前に降臨された必然性も分からなかったため、「神」は自分の弱さがつくり出した観念であると考えるようになり、芽生えたばかりの信仰から離れました。それからの私は、哲学、マルクス共産主義イデオロギーをはじめ、進化論など、時代の流行の思想に翻弄されました。その結果、善と悪をはじめ、すべてが相対的なものとなりました。しかし神は、真理を見失い、闇の中に苦しむ私をあわれんでくださり、40歳を過ぎた私を教会に招いて、再び、聖書を読む機会を与えてくださいました。


 そして、聖書を読む中で、ページの初めに置いた、「地の果てのすべての者よ。わたしを仰ぎ見て救われよ。わたしが神である。ほかにはいない。」というイザヤ書の御ことばが、恐ろしくなるほど私に押し迫り、私をとらえました。その時、私は、「『わたしはある∆Egw¿ ei˙miI am』という者である。」と仰せられた、絶対者である聖書の神を信じ受け入れました。それからの私は、神と、神の御ことばに飢え渇き、貪るように聖書を読み学ぶようになりました。そうする中で、神は、経済的余裕のない私の必要を備えて、神学校に学ばせ、神と御ことばに仕える者としてくださいました。

 私は願います。私が、まことの神、救い主イエス・キリストを信じて、闇の支配から解放され、真理を知って自由となったように、この国に住む1人でも多くの人が、イエス・キリストを信じて真理を知り、サタンの束縛から解放されて自由となって欲しいと。人の幸いはここにあるからです。


 真理とは、言い代えれば、物事の本質であり、その正しい理解です。その罪によって「全的に堕落(完全なものが何1つなく、全てにおいて欠けがあり、歪んだ状態)」しているすべての人間は、自分の知恵と知識によって真理に到達する能力はありません。それは、どんなに優秀な頭脳が何千何万と集まっても同じです。『箴言』に「心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。(箴言3:56)」と教えられているとおりです。真理は、この見えるものと見えないものから成る世界のすべてを創造された三位一体の唯一の神にあります。そして、真理は、「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。(ヨハネ14:6)」と言われた神、主キリストにあります。


 それは、主の宣言であり、また、父なる神が、「その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれた。(エペソ1:2021)」からです。


 

 
聡明な日本の皆さん、真理である神の御ことば、『聖書』を学びましょう !!


そうすれば、サタンの束縛から解放されてたましいの自由を得ます。闇が恐いのは見えないからです。また、将来に不安があるのも先が見えないからであり、「死」に対する恐怖も同じです。真理の光は、見えないものを明るみに出して見えるようにし、恐れや不安を除き去ります。そのため、心に平安が訪れます。私もまた、真理にあるその事実を経験しています。

 真理すなわち神の書、『聖書』を学びたい人はご連絡ください。また、『聖書』とキリスト教に関しての質問や、ご相談のある方もご連絡ください。お待ちしています。

 「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。」