07年 1月21日
「イエス・キリストの喜び」
ルカの福音書 10章21〜24節
それは、天の御国と地上とが接点を持ったような瞬間であった。
そこで弟子たちが見たのは、地上での有様であった。
イエスの御名によって悪霊が追い出され、「イエスこそ待ち
望んだキリストである」ことが町々に伝わっていった。
しかしイエスはその様子を天の御国から見た視点で示された。
天からサタンが駆逐され、地上にまで落とされた。御国には
弟子たちの名が書き記されているのだ。幼子のような弟子たち
が興奮気味に報告してくるのを制して、こらえきれない喜びを
イエスは全身で表わされた。弟子たちはまさにそのとき、
「私を贖う方は生きておられ…この方を私は自分自身で見たのだ」。
しかし弟子たちが本当の意味でこのことを知るのは、
復活の主とお会いしてからのことであった。