07年 2月18日
「あなたの隣人とは」
ルカの福音書 １０章２５〜３７節
良きサマリヤ人の例え話は、自分をどの立場に置くかによって
見えてくるものが違う。自分を通行人としてみよう。すると、
大怪我をして倒れている人を見かけた時どう行動するかを
問われることになる。祭司やレビ人のように知らん振りをするのか、
それともサマリヤ人のように親身になってその者を助けるのか。
私たちもそのサマリヤ人のように良き隣人になろうではないか
ということになる。次に自分を大怪我をして倒れている者に
置き換えてみよう。二人の立派な人物に避けられてとても惨めだ。
しかし助けてもらうために一体今の自分に何ができるだろう。
通り過ぎた二人の者たちにとっては自分は助ける価値も無い
のだろう。しかし3人目の人は違った。助ける価値のないものに
目を留め手厚く介抱し、宿屋に運んでくれ、その宿代まで負担
してくれた。この３人目の人こそ救い主キリストなのだ。