07年11月 4日

「あなたはどこにいるのか」
創世記 ３章 １〜７節

見よ。それは非常によかった。創造のみわざが完了した時、
(人間的な言い方が許されるのなら)神は喜びを押さえきれない表情を
されていたのだ。全地は文字通り神の祝福で満ちていた。その中心に
人が据えられていたのだ。その神のみわざを根底から崩し、祝福を
呪いに変えようとサタンが働きかけてきた。サタンはいつの世も、適確に
最も弱いところを見抜いてそれを突いてくる。標的は、創造のみわざの
中心であった人であった。人のできばえもまた『非常によかった』はずで
あった。しかし、人は自力ではサタンに勝てない。サタンの巧妙さに勝る
知恵を人は持ち合わせていない。サタンのたった二言三言で、人は誘惑
に負け罪に陥った。罪に陥った人へ、神は声をかけられた。「あなたは
どこにいるのか」怒りでも悲しみでもないように聞こえる。それは、
新たな人の創造―すなわちキリストによる―を決意をなされた
神のお呼びかけなのだ。

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