07年12月 9日

「博士たちとクリスマス」
マタイの福音書 ２章 １〜６節

クリスマスの波紋は当時のユダヤの地に確かに広がっていった。
それは喜びだけではなかった。当時のユダヤの王ヘロデは、自分の
地位を脅かす者の出現に恐れ惑った。聖書の知識が豊富な祭司や
学者たちは、その預言のことを知りながら、変化を好まず事なかれ主義
を決め込んだ。一方で知識こそ乏しかったが、みことばに従い、熱心に
探求をした求道者たちがいた。それが東方（メソポタミヤ地方）の博士
たちであった。わずかばかりの聖書の知識と占星術によって砂漠を越え
旅をして来たのだった。彼らを導いた星が彼らの希望の光であった。
そしてこの星の光に導かれて、彼らはついにメシヤ（キリスト）に出会う
ことになる。そして2000年前に彼らを導いた星のように、キリストは今、
私たちの希望の光となって私たちを照らしているのだ。
「わたし（イエス）は、…輝く明けの明星である。
（ヨハネの黙示録22章16節）」

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