08年 3月 9日

「主イエスの名によって」
コロサイ人への手紙 ３章１７節

"すべての言動を、主イエスの名によってなすこと。主によって父なる神に
感謝をすること。" これが、クリスチャンの行動指針である。
主イエスの名によってするとはどういうことか。私たちは主イエスの名を
利用して何かをするのではない。たとえばペテロは生まれつき足がなえて
いる男を立たせた。このときペテロははっきりと自分の力や信仰深さ
ではなく、イエスの名が彼を完全な体にしたと証言している。主イエス
の名によってするとは、イエスさまご自身にしていただくことなのだ。
なぜ主イエスの名によってするのか。それは私たちクリスチャンが神の国
に属しているという特権と恵みにあずかっているからだ。私たちは神の国
の大使であるということを神から期待されており、またそうする責任をも
任されている。どう主によって感謝するのか。これは、私たちの言動の
すべてが神への感謝につながっているかが問われている。救われた者
の心の奥底にある神への感謝がすべての動機になっていれば、感謝は
私たちの内側からあふれでてくるだろう。逆に神への感謝とつながって
いなければ、悪意や嫌悪感などはすぐに私たちの心の奥底に沈殿を
始める。そのときには、キリストの十字架を見上げよう。そこに愛がある。
私たちは自分が何者であるかを知らされ、ただただこの愛に圧倒される
ばかりだ。だから私たちは主イエスの名によって感謝して生き生きと
生きることができるのだ。

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