08年 7月 6日

「神の御子のすばらしさ」
ヘブル人への手紙 １章１〜３節

この手紙はヘブル人（クリスチャンになったもとユダヤ教徒たち）に
あてた手紙である。その彼らにもイエス・キリストによる福音が
もたらされた。当時新興宗教として急速に勢力を伸ばしてきた
キリスト教に改宗するということは背教であり、ユダヤ教徒の
社会集団への離反を意味していた。同胞からの嫌がらせや時には
迫害を受けていたことは容易に想像できる。すべてをなげうってでも、
神の御子キリストにつく価値はあるのか。この手紙の差出人は、
まずキリストの完全な神性を短いことばで言明する。神の栄光の
輝きはキリストによって、私たちに現された。キリストは私たちの間に
住まわれ、神のみこころを余すところなく語られた。神の本質の完全な
現われは、まさにこのキリストにあるのだ。この神の御子にヘブル人は
もちろん、私たちもまたこの方におたよりする以外に
救われる道はないのだ。

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