08年 7月27日
「たましいのあずけ所」
ペテロの手紙第一 4章12〜19節
この手紙には繰り返し「キリストの現われ」ということばが出てきている。
十二弟子の中でもいつも最もキリストの御側にいたペテロである。彼に
とっては、寝ても覚めても、目の前でどのようなことが起こっても、それら
はすべてキリストに再びお会いするまでの一時の通過点に過ぎない。
苦しい試みさえも、キリストを思えば喜びに変わるのだ。信仰の先達で
あるペテロは、ローマにいて次第に忍び寄る暗雲(ネロ皇帝による迫害)
を感じている。しかしきびしい試練の中にある信徒たちのことを案じ、
その信仰が守られ、成長するよう願わずにはいられなかった。自分が
育てられてきたように、彼らも喜びの信仰を継承してくれることを願わず
にはいられなかった。なお信仰生活を送るにあたって直面するであろう
苦難の中で自分のたましいを、創造者なるお方にゆだねなさいとペテロ
は説く。創造者――すべてを創り、すべてを保ち、すべてを働かせる
ことのできるお方――に、自分のたましいを任せることのできる喜びを
味わい知っている者として。
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