08年 8月17日
「信仰の告白」
ルカの福音書 12章8〜12節
クリスチャンである以上、「イエスこそ罪からの救い主」「私の神」である
との信仰を、何らかの形で告白することが求められる。使徒パウロが
「人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。」と
言っている通りである。かつてペテロはイエスに「主よ。ごいっしょに
なら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」と言った。
しかしこの会話のあったその日のうちにペテロは、人前でイエスのことを
「そんな人は知らない。」と三度も言ってしまった。このペテロは救われ
なかったか。救われないどころか、やがてこのペテロが、滅びた羊
―すなわちイスラエルを神に立ち返らせるための選びの器として用い
られるのだ。何が、すべてに絶望しきっていたペテロを変えたのか。
ペテロの裏切りも何もかもご承知の上で、すべてを大きく受け止め
られたイエス、そして復活を果たされたイエスが彼とお会いして下さった
のだ。この感謝と喜びがペテロから取り去られることはなかった。
これこそ、信仰の告白のための大きな原動力だ。私たちもまた、
日々の生活の中で、そして日曜日の礼拝の中でこの感謝と喜びに
預かる恵みをいただくことができるのだ。
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