キリストの契約と冠のために

全世界に出て行き、
すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。

神戸神学館とはAbout the Kobe Theological Hall

 神戸神学館は、改革長老教会の信条(1648年のウェストミンスター信仰規準と1980年の北米改革長老教会証言書)に基づいて、日本における「キリストの冠と契約に仕えるキリストの証人」を養成するため、1996年に改革長老教会日本中会によって設立された、教会全体のみ言葉における訓練をめざす神学校です。
 改革長老教会は、聖書の逐語十全霊感と教理体系を信じ、神中心を教理と生活の基本としてキリストの仲保者的王権の世界観に立ち、詩篇を歌い信仰の自由の砦をめざす教会です。 神戸神学館は、カベナンターの五つの信仰(聖書霊感信仰・神中心で謙遜なリフォームド信仰・長老主義信仰・十戒立つ清教徒的生活の信仰・教会に仕える伝道的信仰)のもとに、教育を行っています。

働きながら学ぶ単位制神学校

神戸神学館は、働きながらでも学べるように、週3日の夜間講義を主体とした、単位取得型の4年制神学校です。9月開講、7月までの3学期制(秋学期・冬学期・春学期)で、原則、午後5:30から午後9:30までの夜間講義となります。

入学資格

  • 1. 福音的教会の陪餐会員で受洗後一年以上の者であるとの証明
  • 2. 過去一年の礼拝生活と奉仕が安定しているとの牧師または教会の証明
  • 3. 学歴は不問、英語基礎力を高等学校卒業または英語試験で証明した者
  • 4. 聖書試験で、信徒として水準以上の聖書への関心と常識を示した者
  • 5. 説教者伝道者奉仕者の召命、または召命への望みを証した一文の提出
  • 6. 神戸神学館の教育の信仰的神学的立場を尊重する約束ができる者
  • 7. 神戸神学館教務会所定の願書を提出し、面接の試問を満たした者
  • 8. 最終学校の卒業を証明する書類の添付が必要
  • 科目履修生の場合、2については牧師の保証でよく、3と5は不要です
  • 聴講生の場合は、1については受洗者であれば可、2も牧師の保証でよく、3と5は不要です
  • 担当教師の許可があれば、暫時の陪席が可能です

神戸神学館の歴史と特色History & Feature

 神戸神学館は1996年に岡本契約教会の小会によって始められ、後に改革長老日本中会立となりました。働きながら学ぶことを可能にした、夜間主の神学教育機関です。いわば、通常の神学校のように、み言葉のボールの投げ手である牧師だけを養成するのではなく、役員(長老・執事)をはじめ、教会というチーム全体が聖書の学びを共有することを目指し、拡大神学教育(TEE: Theological Education Extension)の理念を参考に設立されました。

五つの信仰に立つ学問の霊的な質Five Faith

 神戸神学館は、1996年発足当初から、北米改革長老教会(Reformed Presbyterian)の憲法(Constitution: Westminster信仰基準と証言書・政治指針・礼拝指針・訓練書・契約の誓約)に立って、運営されています。具体的には以下の五つの立場に実際かつ真剣に立つことが、神学館の理性的活動としての「学問」の霊的な「質」を決める、神戸神学館としての変わらない信仰的前提です。
 神学館の学びの交わりに加わる教師・講師は勿論、学生にもこの五つの立場の理解と尊重が求められます。ここでの学問は、「理性」だけでなく、この五つの「信仰」と信仰に立つ「良心」が前提であるという、「学問の質」を持っています。

五つの信仰

  • 1. 聖書信仰(旧新約聖書の有機的・逐語・十全霊感の信仰)
  • 2. 神中心の信仰(三位一体・救い主キリストの王権・ただ恵みによる救いへの信仰)
  • 3. ピューリタンの信仰(救いへの応答として、神と隣人への愛の十戒を実践する信仰)
  • 4. 長老主義の信仰(キリストの冠と契約のもとで、教会の霊的自立性・信仰の自由・国家社会文化への証しを立てる信仰)
  • 5. 教会に献身する信仰(聖書の規範的原理による聖書的礼拝:み言葉と詩篇賛美・教会形成・聖霊による回心のための伝道を目指す信仰)

学費・奨学金Tuition

学費

課程 学費
聖書研修
A課程
  • 年間120,000円
  • (学期あたり40,000円)
伝道者養成
B課程
  • 年間150,000円
  • (学期あたり50,000円)
  • 週一科目一学期を一単位とします。科目履修6,000円、聴講4,000円、随時の陪席は無料です。
  • 科目履修等、科目数が少ない時は、学期単位当たり6,000円で計算します。
  • 聴講・卒業生受講・再履修は、学期単位当たり4,000円です。学期の部分聴講は、講義時間当たり600円です。
  • 暫時の陪席(見学・付添い等のためのSit-In)は無料ですが、教師の許可が必要です。付添いなどの事情を除き、学期の1/2以上までとし、継続の時は聴講生となる手続きが必要です。
  • 特別講義の聴講は改革長老教会・神学館関係者無料、それ以外の方は一日1,000円です。
  • e-受講をされる時、初期費用実費と、手数料が学期単位当たり1,000円必要です。
  • 学費は学期半ば頃に会計から請求がなされますので学期末までにお支払い下さい。

奨学金

奨学金 対象者
給与奨学金
  • 改革長老教会の会員で経済的必要を教務会が認めた学生
貸与奨学金
  • 経済的必要を教務会が認めた学生。
  • 以上の二つは、申請により、神学館会計の事情も加味して教務会で判断されます。
  • それぞれの学生は、保証人(教会でも可)を届け出て頂きます。
奨学金 対象
からしだね奨学金
  • 神学館にその学生を指定した献金のあった学生
  • 2017年の9月の入学生からは見直されます。
  • 現在北米改革長老教会からの年5,000ドルの資金枠から、神戸神学館会計宛の各学生指定のからしだね指定献金があった場合、そのからしだね献金額と同額が給与されます。
  • 指定献金は献金者と対象学生の氏名の明記が必要です。神学館指定でも献金できます。
  • 学費の支払いと、からしだね奨学金の支給とは、切り離されています。学生へのからしだね奨学金は、その学期にその学生指定で献金されたからしだね献金の額に、同額のマッチング奨学金給付を加えて、学期末の学費支払期限までに支給致します。
  • からしだね奨学金を希望される学生は、学費の請求を受けたときすみやかに支援者を募り、からしだね献金の依頼をして下さい。からしだね献金が遅れて学期末までに奨学金の受給及び授業料の精算が出来ない場合、一旦学費を支払って頂くか教務会に貸与奨学金願いを出して頂く必要があります。なお、からしだね奨学金の使途は学費の支払いに限定されます。
  • それぞれの学生は、保証人(教会でも可)を届け出て頂きます。その方、または、教会が、からしだね奨学金の支援者を兼ねる事も出来ます。