2019年5月12日 主日礼拝メッセージ

「あなたの父と母を敬いなさい」出エジプト記 20章12節 金田洋介牧師

「あなたの父と母を敬え」は十戒の後半、人と人との関係における教えの最初の教えです。「敬え」とは「重んじる」という意味です。モーセの時代、両親は子にあって神の権威を代表するものでした。つまり、父母を敬うことは神を敬い重んじることに繋がるのです。それは同時に、父母には大きな責任があることを意味します。今日で言うなら、聖書教育における責任です。親は神の言葉を子供に教育する(教える)ということにおいて、神から委ねられた権威と責任があることを心に覚えなければなりません。聖書は神の言葉に進んで従うことに、必ず祝福があると約束しています。聖書の教えが、我が子にとってなくてはならない命の言葉となるように、また罪から守られ、神の祝福に与る者とされるように、愛と忍耐をもって伝えましょう。

一方で、敬い難い親がいることもまた事実です。親が我が子を虐待し、死に至らしめるという痛ましいニュースを聞きます。このような時代に神の教えや価値観は通用しないように思えますが、果たしてそうでしょうか。イエスは言われました。父はご自分の太陽を悪人にも善人にも昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからです…と。十戒が与えられたイスラエルの民の親たちがみな、尊敬できる人ばかりではなかったと思うのです。しかし神は、すべての民をエジプトから救い、紅海を渡らせ、荒野では水やマナを与えて養われました。この愛なる神の御言葉に耳を傾けたいのです。子どもたちよ。主にあって自分の両親に従いなさい。これは正しいことなのです。主なる神にあって、父と母を敬う。それが聖書の教えです。もしかしたら、神とあなたとの間にしか分からない多くの痛みや傷があるかもしれません。しかし神は、あなたの傷口を広げるためにこの言葉を与えられたのではありません。あなたの傷が癒されるため、和解するため、平和な心で、穏やかな心で父や母と言葉を交わすことができるようになるためです。そして何よりも、あなたが祝福され、あなたの家族も祝福されることを願っておられるからなのです。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。今週のお花は、ゆり、ダリア、アルストロメリア、カーネーション、アレカヤシです。

本日のランチは、母の日特別メニューでした。教会の壮年(お父さんたち)や、青年(若い方々)が心を込めて、母たちの為に作ってくださいました。
たけのこの混ぜ込みご飯、つみれ汁、特製デザート、お土産のお菓子もありました。