神はヨブの3人の友人たちを怒られた
ヨブを冤罪で苦しめた、ヨブの3人の友人たちの言葉は
神を怒らせています。
神は3人の言葉をしっかり聞いておられ、その誤りを厳しく咎めています。
主はこのようにヨブに語ってから、テマン人エリファズに仰せになった。
「わたしはお前とお前の二人の友人に対して怒っている。
お前たちは、わたしについてわたしの僕ヨブのように正しく語らなかったからだ。
ヨブ記 42章7節
この3人は、「ヨブは罪を犯してその報いを受けて苦しんでいる」
と誤解して、ヨブを責め立てて語っていたのです。
自分こそが正しい、ヨブは間違っているとして語ったのですが
実は間違っていたのは、3人の友人たちの方でした。
神は、ヨブを苦しめた3人の友人たちを怒られたのです。
人はこのように、罪と苦しみを容易に結びつけやすいのです。
確かに元々すべての人は罪人ですが、だからといって
苦しんでいる人が、自分の犯した罪のゆえに苦しんでいるとは限らないのです。
ある場合は、特に罪とは無関係に神が苦しみを通らせられることもあるのです。
【今日の聖書】
主はこのようにヨブに語ってから、テマン人エリファズに仰せになった。
「わたしはお前とお前の二人の友人に対して怒っている。
お前たちは、わたしについてわたしの僕ヨブのように正しく語らなかったからだ。
しかし今、雄牛と雄羊を七頭ずつわたしの僕ヨブのところに引いて行き、
自分のためにいけにえをささげれば、
わたしの僕ヨブはお前たちのために祈ってくれるであろう。
わたしはそれを受け入れる。
お前たちはわたしの僕ヨブのようにわたしについて正しく語らなかったのだが、
お前たちに罰を与えないことにしよう。」
ヨブ記 42章7〜8節