今日のできごと


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2025/8/5(火)

 

パウロはローマに行きたかった

1.パウロはローマに何回も行こうと企てながら妨げられた

 パウロは、ローマに何回も行こうと企てながら
 妨げられて来た、と語っています。

 兄弟たち、ぜひ知ってもらいたい。
 ほかの異邦人のところと同じく、あなたがたのところでも
 何か実りを得たいと望んで、何回もそちらに行こうと企てながら、
 今日まで妨げられているのです。
 ローマの信徒への手紙 1章13節

2.パウロは何年間もローマに行きたいと切望していた

 何年も前から、ローマに行きたいと切望していたとも語っています。

 しかし今は、もうこの地方に働く場所がなく、その上、
 何年も前からあなたがたのところに行きたいと切望していたので、
 イスパニアに行くとき、訪ねたいと思います。
 途中であなたがたに会い、まず、しばらくの間でも、
 あなたがたと共にいる喜びを味わってから、
 イスパニアへ向けて送り出してもらいたいのです。
 ローマの信徒への手紙 15章23〜24節

3.パウロは囚人としてローマに連行された

 このパウロの願いは、囚人としてローマに連行されることによって実現します。

 さて、わたしたちが、舟でイタリヤに行くことが決まった時、
 パウロとそのほか数人の囚人とは、近衛隊の百卒長ユリアスに託された。
 使徒言行録 27章1節

 エルサレムで捕縛され、ローマ市民権を利用して上訴することによって
 囚人としてパウロはローマに連行されることになったのです。
 途中、地中海で嵐に会いますが無事にマルタ島に漂着しローマに着きます。

 わたしたちがローマに着いた後、
 パウロは、ひとりの番兵をつけられ、ひとりで住むことを許された。
 使徒言行録 28章16節

むすび.神の導きは、パウロの思いをはるかに越えて高かった

 パウロもローマに行きたいという願いはかないましたが、それは囚人として
 連行されるという形だったのです。
 しかしローマでは、囚人にもかかわらずひとりで住むことを許され

 なおかつ人を招くこともゆるされたのです。

 三日たってから、パウロは、重立ったユダヤ人たちを招いた。
 みんなの者が集まったとき、彼らに言った、
 「兄弟たちよ、わたしは、わが国民に対しても、
  あるいは先祖伝来の慣例に対しても、何一つそむく行為がなかったのに、
  エルサレムで囚人としてローマ人たちの手に引き渡された。
 使徒言行録 28章17節

 神の導きは、パウロの思いをはるかに越えて高かったのです。

 【今日の聖書】
 こうして、神の御心によって喜びのうちにそちらへ行き、
 あなたがたのもとで憩うことができるように。
 ローマの信徒への手紙 15章32節


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