ニムロドは素晴らしい勇士だった?
1.ノアの子ハムの子クシュの子ニムロドは勇士と記されている
ノアの子のハムの子のクシュの子のひとりが、ニムロドです。
ニムロドは「勇士」と呼ばれています。
クシュにはまた、ニムロドが生まれた。
ニムロドは地上で最初の勇士となった。
創世記 10章8節
しかし、新共同訳聖書のこの箇所で「勇士」と訳されている言葉は
ネフィリムに使われているのと同じ、「ギッボウ」という言葉です。
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| ギッボウ |
英雄(新共同訳)勇士(口語訳・新改訳)
強い男、勇敢な男、力強い男
strong man, brave man, mighty man
2.勇士ニムロドはバベルの塔で有名な町バベルの王だった
勇士であったはずのニムロドが建てた町の一つが、バベルです。
ニムロドは、バベルの町を王として支配することになります。
彼の王国の主な町は、バベル、ウルク、アッカドであり、それらはすべてシンアルの地にあった。
創世記 10章10節
このバベルの町で、人々はバベルの塔を建てています。
彼らは、
「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。
そして、全地に散らされることのないようにしよう」と言った。
主は降って来て、人の子らが建てた、塔のあるこの町を見て、言われた。
「彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。
これでは、彼らが何を企てても、妨げることはできない。
我々は降って行って、直ちに彼らの言葉を混乱させ、
互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう。」
主は彼らをそこから全地に散らされたので、彼らはこの町の建設をやめた。
こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。
主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、
また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである。
創世記 11章4〜9節
3.ニムロドは神に反逆した屈強な男なだけだった
バベルの町での塔の建設それは、神の言葉に背いた神に対する反逆行為でした。
神はノアたちに「産めよ、増えよ、地に満ちよ。」と命じられていましたが
バベルの塔建設の目的は、「全地に散らされることのないようにしよう」だったからです。
神はノアと彼の息子たちを祝福して言われた。
「産めよ、増えよ、地に満ちよ。
創世記 9章1節
ニムロドは日本語の聖書では、「勇士」と訳されて記されています。
「勇士」なら良い人だったのではないか?と、思ってしまいがちですが
バベルの塔を建てた町を建設したニムロドは、実に邪悪であったことが伺えます。
ですから私たちは、ニムロドを決して「素晴らしい勇士」とは見ないのです。
力は強かったかもしれませんが、実際は「神に反逆した屈強な男」なだけだったのです。
その力強さで多くの町々を築き上げましたが、そこには神への反逆心があったのです。
【今日の聖書】
クシュにはまた、ニムロドが生まれた。
ニムロドは地上で最初の勇士となった。
彼は、主の御前に勇敢な狩人であり、
「主の御前に勇敢な狩人ニムロドのようだ」という言い方がある。
彼の王国の主な町は、バベル、ウルク、アッカドであり、
それらはすべてシンアルの地にあった。
彼はその地方からアッシリアに進み、ニネベ、レホボト・イル、カラ、レセンを建てた。
レセンはニネベとカラとの間にある、非常に大きな町であった。
創世記 10章8〜12節