エリファズの先入観
エリファズは、ヨブに対して次のように語ります。
考えてみなさい。
罪のない人が滅ぼされ
正しい人が絶たれたことがあるかどうか。
ヨブ記 4章7節
「罪のない人が滅ぼされ、正しい人が絶たれたことがあるかどうかを考えなさい」と
ヨブに語るのです。
この言葉は、ヨブを罪に定める言葉です。
「罪があるから、神がその人を滅ぼされる」
「正しい人であるなら、神によって滅ぼされることはない」
「だから苦しみを受けているあなたにも、きっと罪があるはずだ」ということなのです。
さらに、エリファズは語ります。
わたしの見てきたところでは
災いを耕し、労苦を蒔く者が
災いと労苦を収穫することになっている。
ヨブ記 4章8節
「人に災いと労苦を与える者は、その災いと労苦を自分の身に受ける」
要するに「蒔いたものは刈り取ることになるんだよ」と、ヨブに語っているのです。
「あなたが人々に苦しみを与えたから、今あなたはその苦しみを受けているんだ」
これが、エリファズがヨブにしていた主張です。
彼らは神の息によって滅び
怒りの息吹によって消えうせる。
ヨブ記 4章9節
「悪を行う人は、神が滅ぼされる」
「ヨブよ、おまえも悪を行ったから神によって苦しみを受け滅ぼされるんだ」
こういうひどい言葉を、エリファズは語っているのです。まさに冤罪です。
エリファズは、目に見えない霊的世界における神とサタンとのやり取りを知りませんでした。
判断材料は、目に見えるヨブの状態だけでした。
そして、てっきりヨブが罪を犯したため神がヨブを裁いていると思い込んでしまったのです。
目に見える状況だけで判断してしまうのは、とても危険です。
先入観で判断してしまうと、間違ってしまうのです。
エリファズは、先入観で判断し語ってしまいました。
後になってエリファズは、神から叱責されることになってしまうのです。
【今日の聖書】
主はこのようにヨブに語ってから、テマン人エリファズに仰せになった。
「わたしはお前とお前の二人の友人に対して怒っている。
お前たちは、わたしについてわたしの僕ヨブのように正しく語らなかったからだ。
ヨブ記 42章7節