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教会学校(子どもの教会)

 

みんなで、神さまを礼拝して、みことばを学ぼう!そして、楽しく遊ぼう!

いつもは、毎週日曜日、あさ9時30分から




教会からのメッセージ
最善を尽くして
2011年3月27日
タロウは、この前起きた地震で家の前に転んできた大きな石を取り除こうとしました。その石は、大人にはそれほど大きく見えませんが、まだ小さいタロウには、両腕で取り囲むことが難しいほど、大きな石でした。ですから、一所懸命に石を持ち上げようとしますが、なかなか石は動きません。タロウの顔は真っ赤になり、額からは汗まで流れてきました。これを見ていたお父さんが、「タロウは力を全部出していないんだね!」と、言いました。するとタロウは悔しくなってお父さんに泣きそうな顔でこう言います。「違う!私はある力を全部出している!けど、石が大きいからもうこれ以上動かないんだ!」。タロウの弁明を聞いたお父さんは、次にこのように話しました。「タロウは私に助けてくださいと言ってないんじゃないか!助けてくださいと言えるのも、あなたの力なんだよ。私があなたの隣にいても助けてくださいと言わないのは、あなたの力を全部出していないことなんだ。」と。
これは、私の力だけ使うのがすべてではないということであります。出来ないならば、助けてくださいと助けを求めることまで含めて、自分が取り組んでいることに最善を尽くすことになるとういことを、教えているのです。
人は大人になると、なかなか「助けてください」という言葉を忘れて、言わなくなります。それは、自分の力でできると思うからです。でも、本当に最善を尽くすことは、隣にいる人に、「助けてください」と言えるとき、人の助けていただいて事をこなす人こそが強い人です。そしてそれは、自分の弱さを知っていることにもあります。
私たちの隣にはいつもイエスさまが隣人になって一緒にいてくださっています。力尽きて、もう駄目だと思った時には、「助けてください」と、自分以外の力を求める祈りをしてみてください。きっと、今までより以上に力が与えられることでしょう。