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祈祷会メッセージとお祈りの課題

いやし主、きよめ主、友なき者の友であるイエス様

*体調不良により、更新が遅れてしまい申し訳ありませんでした。7/6分を掲載します。

(マルコ5:25-34)

この聖書の箇所は、12年間長血を患っていた女がいやされるという場面です。12年間も治らなかった病気、それも多くの医者がさじを投げていた病気が一瞬のうちに癒されました。イエス様の大きな力を感じる場面です。

さて、先週までレビ記を通読していたので、レビ記に長血について書かれていたことを覚えているでしょうか?レビ15章です。レビ15章は漏出があった場合、その者は汚れると教えている箇所です。病気やケガや、いろいろな物が考えられます。中には女性の月のさわりなどもあります。こうした律法があるのは、一つは衛生的な配慮もあると思います。その中に、15:25には、長血についても書かれています。月のさわりでは無いけれど、長い日数、出血がある場合です。これがどういう病気のことを言っているのかは定かではありません。しかし律法で定められているのは、このような症状がある場合は、汚れているとみなされ、隔離することになっています。つまりこの長血の女性は、律法上、12年間も汚れている者となっていて、だれにも近寄ることはできないし、同じ椅子にも座ることが出来ない、衣服に触れたりしたらさあ、大変という状態だったわけです。

このように公には汚れている、本当は誰かに触れると不味い状態だったわけですから、群衆の中に入っていくということはできないんですね。群衆全員に汚れがうつってしまいますから。しかしこの女性はマルコ15:28に書いてあるように、イエス様のお着物にでも触れることが出来れば必ず治ると信じていました。ですから意を決して群衆の中に姿を隠しながら入っていったわけです。そして女性はイエス様の服の裾にそっと触れることが出来ました。すると、たちまち一瞬のうちに癒されました。神様の奇跡です。

イエス様はご自分の内から力が出て行ったのを感じて、周りを捜し始めました。彼女は大変です。群衆がイエス様に押し迫っていた中を入っていったわけですから、もうすでにたくさんの人に触ってしまいました。ここで「実は私は長血でした。」なんて言ったら、「みなさん。汚れました。」と宣言するようなものです。女性は自分の内に起こった神様の力の大きさと、責任の重さから怖くなってしまいました。並行記事のルカ8:47では、女性はもう隠しきれないと思ってイエス様に打ち明けたと書かれています。恐る恐る本当のことを話したのだと思います。そんな彼女にイエス様はとても優しい言葉をかけています。「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して帰りなさい。病気にかからず、すこやかでいなさい(マルコ5:34)。」「大丈夫。何も恐れる必要はない。」とイエス様は語りかけてくださいました。

マルコ5章には、墓場に住んでいた男、ヤイロの娘、長血の女の癒しが書かれています。みなイエス様の力強さを表していますが、同時に、みな律法的には汚れているとされていて、だれも近寄らないような所だったことが伺えます。墓場、たくさんの悪霊、聖書では豚も汚れているとされています。またヤイロの娘は一度は死んでしまい、長血の女は先ほど説明したとおりです。ところがイエス様はそんな誰も行かないような場所へ行き、そこに神様の力を表し、励まし、そしてきよめて下さっているのです。まさにイエス様こそ、友なき者の友であり、癒し主、きよめ主であることを示しています。このようなイエス様に信頼して、今日も祈ってまいりましょう。

お祈りの課題

  • 神様のいやしを必要としている方々のために
  • 教団の夏の集会(8/9-12FMTC、8/14-16修養会、8/20キッズフェスタ)のために
  • 青梅教会のために