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祈祷会メッセージとお祈りの課題

主の安息

ダビデがこう言ったからである。「イスラエルの神、主は、御民に安息を与え、とこしえまでもエルサレムに住まわれる。
I歴代誌23:25

I歴代23章はダビデが老年を迎え、ソロモンに王位を譲る時のことが記されています。ダビデは王としての最後の務めとして、やがて建設されるエルサレム神殿のために、レビ人を招集し、任命します。ソロモンが王となった時、ソロモンはエルサレムに神殿を建設します。それまでの間、イスラエルに神殿は無く、移動式の礼拝用の幕屋がありました。幕屋は出エジプトの時代からレビ人が管理してきました。レビ人は神様を礼拝するための仕事に就くように、特別に神様から召された一族でした。ソロモンがエルサレムに神殿を建設するにあたって、レビ人の役割は少し変化します。26節にあるように、もはやレビ人は幕屋を運んだり、器具を運んだりする必要は無くなります。イスラエルの民は、神様が与えて下さる安息の地カナンにやってきました。ダビデが国を平定し、イスラエルの民に安息が与えられた時、レビ人にも安息が与えられたのです。

しかしレビ人の大切な役目は変化していません。それは28節にあるように神の宮で奉仕することです。神様を礼拝する奉仕をすることは変わらず続きます。むしろ安息が与えられ、これまで以上に神様を礼拝することに集中できるようになったのかもしれません。こうしてイスラエルは神様を礼拝して生きる民として形成されていきました。イスラエルの国では、神様を礼拝するために特別な任務が与えられたレビ人がいます。彼らは他の仕事は一切しません。神様を礼拝するためだけに毎日を過ごします。そうしてイスラエルの民全体のための執り成しをします。レビ人以外のイスラエルの民がレビ人の生活を支えます。レビ人は毎日、神殿で礼拝を捧げます。神殿に来た人はいつも神様への賛美を聴くことができた事でしょう。そして神様への祈りをすることができたと思います。

エルサレムという町の名前は、「エル=神」、「サレム=平安(シャローム)」という意味です。神様の平安という意味です。イスラエルの国の真ん中、エルサレムに神様がとこしえに住んで下さり、祝福してくださるので、エルサレムは平安に包まれます。イスラエルは神様の平安を表す国となります。イスラエルはここまでたくさんの苦難の道を通って、長い年月をかけてここまで来ました。そのすべてを神様は守って下さいました。イスラエルの民は神様が安息の地、平安の地を与えてくださると信じて歩んできました。たくさん失敗もしましたが、神様はいつも赦し、憐れみを与えてくださいました。今、イスラエルの民は神様の平安の中に住むものとなりました。神様がエルサレムに住んでいてくださる限り、神様とイスラエルの民の関係が続く限り、とこしえにその平和は続きます。

今日、神様は私たちの心の内に住んでくださると聖書で仰っています。私たちの心を聖霊の宮として、エルサレム=神の平安の場所として住んでくださいます。私たちもレビ人が幕屋を運んだりする必要が無くなったように、礼拝の形にとらわれることは無くなりました。私たちと神様との関係が続く限り、神様の平安は続きます。神様への信仰をこれからも持ち、祈り続けたいと思います。

お祈りの課題

  • 昭島教会に集う方々と、ご家族のために
  • 6-7月に新しく来られた方々、久しぶりに来られた方々のために
  • キッズフェスタ、聖書の学び会、FMTCのために
  • 川越教会のために