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祈祷会メッセージとお祈りの課題

キリストによる救い 2020年10月14日 祈祷会

各ご家庭での祈祷会に感謝します。どうぞ教会のこと、皆様のこと等覚えてお祈り下さい。皆様の祈祷会が祝されますようにお祈りしております。

賛美 新聖歌200 心に悶えあらば

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お祈り

  • 週の前半の歩みが守られたことの感謝。
  • 祈祷会を持てる感謝と、お祈りを導いて頂けますように。
  • 同じように家庭で祈祷会を守っておられる皆様のために。

賛美 新聖歌235 罪 重荷を除くは

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聖書

あなたがたがキリストのものであれば、アブラハムの子孫であり、約束による相続人なのです。

ガラテヤ3:29

メッセージ

聖書通読はガラテヤ人への手紙に入りました。ガラテヤ人への手紙はパウロがガラテヤの教会にあてて書いた手紙です。1:2には「ガラテヤの諸教会へ」となっていますから、一つの教会だけでなく、ガラテヤ周辺にあるいくつかの教会にあてて書かれたものと思われます。ガラテヤ人への手紙の内容は使徒の働き15章のエルサレム会議の内容と重なる部分があります。ユダヤ人以外の異邦人への伝道が始まり、多くの教会が建設されました。その頃、議論になったのは異邦人たちにユダヤの律法を教えて守らせるかどうかということでした。ユダヤ人たちの中には異邦人の救いが完成するためには、ユダヤの律法を守る必要があると考える人がいました。パウロは私たちすべての人はキリストによって救われるので、ユダヤの律法を教えて守らせる必要はないと考えていました。ガラテヤの教会は、ユダヤ人指導者たちの教えを受け、ユダヤの律法を守らなければ救われないと考えたようです。パウロはそのようなガラテヤの教会にあてて手紙を書いています。おそらくガラテヤの教会の人々も熱心さのあまり、ユダヤの律法を守らない人々にきつく指導したのでしょう。パウロはこの手紙の中でかなり熱くなって反論しています。今日読んだ3章でも「ああ。愚かなガラテヤ人」とまで言っています。そのような手紙ですが、パウロが言わんとしている趣旨を読み取りたいと思います。

3章でパウロは神様がアブラハムにしてくださった約束について書いています。アブラハムはユダヤ人たちの共通の先祖です。神様はアブラハムに「あなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとする。…地のすべての部族は、あなたによって祝福される。(創世記12:2-3)」と約束し、神様の示す地へ行くように言われました。アブラハムはそれに従い、カナンの地に行きました。カナンの地に着くと神様は「わたしは、あなたの子孫にこの地を与える。(創世記12:7)」と仰いました。パウロはガラテヤ3:16でこの創世記の箇所は「子孫たちに」と複数形で言わずずに、「あなたの子孫に」と一人を指して言っていると言います。その一人とはキリストのことであるとパウロは言います。神様がアブラハムに約束した祝福はキリストを通して成就するのだとパウロは言います。ですから、律法を守るという自分たちの行為によって人は救われるのではなく、自分ではないキリストを通して救われるとパウロは言います。

パウロは律法を悪とみなしてはいません。律法は聖なる物と考えています。しかし律法の役目は人を救うことではなく、人に罪を教えキリストの救いに導くものと考えています。律法は私たちに良いことを教えますが、私たちは律法を追い求めて自分の行いを注視するのではなく、律法を追い求めて救い主キリストに向かなければなりません。私たちの救いは自分の行いではなく、キリストによって完成するのです。私たちも聖書を読むうちに、自分の行いの至らなさに気づくことがあると思います。その時、自分で何とかしようと思うのではなく、キリストの救いを仰ぎたいと思います。自分を明け渡し、キリストに変えていただきましょう。自分をキリストに明け渡し、キリストに変えられていくとき、キリストの内にある豊かな祝福を受け取ることができます。

お祈りの課題

  • 昭島教会に集う方々、ご家族のために
  • 最近、初めて来られた方々、久しぶりに来られた方々のために
  • 新型肺炎で苦しんでいる方々のために。また困難の中、神様にあって助け合う事ができるように。
  • 教団聖書塾のために
  • 桜ヶ丘教会のために

賛美 新聖歌427 ただ主を

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主の祈り

天にまします我らの父よ。

ねがわくは御名をあがめさせたまえ。御国を来たらせたまえ。御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ。

我らの日用の糧を今日も与えたまえ。我らに罪をおかす者を我らが赦すごとく、我らの罪をも赦したまえ。我らを試みに合わせず、悪より救い出したまえ。

国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり。

アーメン。

(出典:新聖歌)