ハートフル・メッセージ19:条件付きの愛と無条件の愛

条件付きの愛と無条件の愛

愛には色々な形の愛があります。条件付きの愛とは、良い成績が取れたら、何かを達成出来たら愛するなどの条件が付けられた愛のことです。無条件の愛とは、そのような条件を付けず、その存在自体を愛する愛のことをいいます。生まれたばかりの赤ちゃんは泣くだけで何もできませんが、しかし、親はそれだけで可愛く無条件で愛します。しかし、子供が成長するにしたがって、何かができたときには褒めますが、できなかったり、失敗すると、失望したり、褒めることをしなくなっていきます。それが続くと次第に子どもは、親の期待に応えなければ愛されないと感じ、一生懸命頑張ります。また、親の愛情を得るために必死で頑張りますが、それでも、親の期待に応えられなかった時、自分に失望し、自信を失い不安定な性格を持つことになります。その後、大人になってもその影響は残り、対人関係に問題として現れます。自分の意見に自信が持てず、たえず、人の意見を気にして、自分の意見を言えなかったり、また、人の反応を気にしすぎて、自分の考えを持つことができない、他人に依存した生き方しかできなくなってしまいます。

無条件で愛された子供は、失敗しても恐れることなく、立ち上がり、やり直すことができます。また、人を信頼すること、人を愛することを自然と身に着けることができます。そのように、無条件で愛された子供は幸せですが、現状は、やはり、親は子供に過度な期待をかけて、条件付きの愛でしか子供を愛せないものかもしれません。

聖書に記された、神様の愛は、無条件の愛です。イエス・キリストは立派な人や正しい人のために十字架で死なれたのではなく、罪人のために身代わりに十字架で命を犠牲にされました。それは、罪人である私たちのために身代わりとなり一人でも多くの者を天国に入れるためです。私たちは、もう一度生まれなおすことは出来ません。しかし、無条件で私たちを愛してくださる神様と出会うことによって、その神様の愛を通して、神様と人格的な関係を持ち、私たちは自分に自信を持つことができます。また、心に安心感を持つことによって、対人関係を変化させることができます。この事についてもっとお知りになりたい方は、ぜひ、教会にお越しください。お待ちしております。