ハートフル・メッセージ29:怒りの感情をコントロールする

 人間の感情の中で取り扱いにくい感情に怒りがあります。怒りを抑えることができずに、怒りを爆発させて、人間関係を壊したり、仕事を失ってしまうこともあります。または、怒りを抑えきれずに犯罪を犯し、後で後悔しても取り返しができず、人生を台無しにしてしまうこともあります。

 感情には、第一次感情と第二次感情があり、第一次感情は、不安、つらい、苦しい、痛い、疲れた、寂しい、ストレス、悲しいなどがあります。この一次感情が膨れ上がって二次感情の怒りが起こります。この、怒りを正しくコントロールしなければ、大変な事態をまねくことになります。

 聖書の旧約聖書、創世記にカインとアベルという二人の兄弟の話があります。兄のカインは畑を耕す者となり、弟のアベルは羊を飼う者となりました。ある時二人は、それぞれの働きから神様にささげ物をささげました。カインは地の作物をささげ、アベルは、羊の中でも最良のものを自分自身で持ってきました。神様はアベルのささげ物に目を留められましたが、カインのささげ物には目を留められませんでした。ここでカインはひどく怒り、顔を伏せたとあります。神様はカインに語りかけました。「なぜ、あなたは憤っているのか。なぜ、顔を伏せているのか。あなたが正しく行ったのであれば、受け入れられる。ただし、なたが正しく行っていないのなら、罪は戸口で待ち伏せして、あなたを恋い慕っている。だがあなたは、それを治めるべきである。」しかし、カインは自分の怒りの感情を抑えきれずに、アベルを野に呼び出して殺してしまいました。カインは神様から罰を受けて、野をさまよい歩くさすらい人になってしまいました。

 カインはどのようにして怒りをコントロールすれば良かったのでしょうか。

 怒りを治めるために以下の方法が有効とされています。

  • 怒りから注意をそらす(その場を離れる)。
  • 冷静に考えるために10数える(場合によっては5分でも10分でも)。
  • 長く、ゆっくり息を吐く(3回~数回)
  • 怒りに向き合い、心の中を整理する。
  • 紙に書き出し(怒った時の気持ち)、怒りを相対的に見る。
  • 信頼できる人に相談する。

 怒りの感情を持ち続けると何時か、爆発させてしまいます。誰かに話すことによって、怒りを治めることもできます。もし、よろしければ教会にお越しください。喜んでお話をお伺いします。