ハートフル・メッセージ6:パーソナリティー障害(人格障害)という言葉を聞いたことがありますか。

パーソナリティー障害(人格障害)という言葉を聞いたことがありますか。

パーソナリティー障害とは、明らかに精神障害が認められないにもかかわらず「性格の著しい偏りのため自分だけでなく、周囲の人々を苦しめる状態で、生活に支障がでるほど程度が強いものを差す。」とあります。誰しも、多少の性格の歪みはありますが、それが、著しく偏り対人関係で問題を多く起こすことがあります。

症状としては、

・全か無か、敵か味方か、といった両極端な思考に陥りやすい。
・非常に傷つきやすく、人の些細な言動に過剰に反応する。
・劣等感と自身が不安定に同居している。・自分と相手との境界があいまいで、自分と相手の立場を混同しやすい。
・生きていくのに不可欠な自己愛のバランスが悪い。

以上のような特徴が見られます。

しかし、パーソナリティー障害は本人にも自覚されにくく、周囲の人にも気づかれにくい点があります。自分は普通に当たり前にふるまっているつもりなのに、なぜか他人に理解されず、摩擦が生じたりしているなど。

パーソナリティー障害の原因は、脳の障害、生理的問題、環境によるものと幾つか原因は考えられますが、原因は一つではなく、幾つかの要因が複雑に絡み合って発症するとも考えられています。そのため、治療も難しく、長期的になります。そのため、家族の理解と忍耐が必要になります。

環境の面で考えるなら、子どもの頃に両親に愛されなかったり、自分の存在を受け入れられなかったりする場合、自分の存在に自信が持てずに、不安定な性格をもち、過度に人に愛情を求めたり、偏った愛を持つことが多くあるようです。聖書では、神様は全ての人を愛していると記しています。どんな性格や境遇でも、神様は私たちを愛しておられます。そのように、神様の愛を信じるとき、心に平安を得、安定した性格を持つことができます。このことについてもっと詳しくお知りになりたい方は、ぜひ教会に来られるか、教会にご連絡ください。

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