ハートフル・メッセージ7:ありのままの自分を愛していますか

自我同一性の問題(ありのままの自分を愛していますか) 

自我同一性の問題とは、自分が何者であるか、ありのままの自分を受け入れ、自己受容ができているかということです。青年期(13歳から22歳)には、自分の理想の姿と現実の姿のギャップに悩み、心理的危機を経験し、自分らしさを形成していく時期です。言い換えるなら「自分とは何か、どこから来て、どこに行くのか」という問題を抱え、迷いながら、揺れながら自分自身と折り合いをつけなければならない苦しい時期です。この思春期の危機を経験しないで大人になった場合、核となる自分がなく、親の意見や周りの意見に左右されて、自分の意見を持つことができない大人になってしまいます。これを「自我同一性の拡散」と言い、心の病となることがあります。その原因として、親に愛されなかったり、受け入れられなかった場合、自分に自信が持てず、自分を正当に評価できない、自分を低く評価し、自分を受け入れ、自分を愛することができない、自我を形成してしまいます。親の過干渉により、自分の意見を持つことができず、親の目を気にして、または、友達や周りの目を気にして、自分で考えて行動することができない大人や、嫌いなことを周りを気にして、いやと言えない人格を形成してしまいます。

自分自身のことを振り返ると、自分の心の中の汚い部分が見えて、自分自身を愛することができませんでした。また、人を信頼したり、愛することもできませんでした。自分のことが嫌で嫌で仕方なく、こんな人間は死んでしまった方がいいとまで思いました。また、こんな自分を変えたいとも思いました。そんな時に教会に誘われ、聖書の話を聞くようになりました。そこで、「神様はあなたを愛しています。」というメッセージに心が捕らえられました。自分さえ自分を愛することができないのに、本当に神様は私など愛しているのだろうかと、疑問に思いました。それでも、聖書を学ぶうちに、私たち人間は偶然に生まれた者ではなく、神様の計画によって命が与えられていることをしりました。また、聖書は私たち一人一人を高価で尊い者として受け入れてくださっていることを知りました。神様との出会いが私の人生を変え、自分を愛し、人を愛する者に変えてくださいました。あなたも、自分を愛し、自分を受け入れることができます。このことについて、もっとお知りになりたい方は、教会に来られるか、お電話をください。お待ちしております。

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