東京オリンピックをご覧になりましたか

 

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、東京オリンピックが開催されました。当初、大会の中止や延期があちらこちらで叫ばれました。しかし、日本の政府は、そのような声に耳を傾けることなく、強硬に大会を実行しました。さまざまな問題や批判が出ましたが、多くの国民が選手の頑張る姿に励まされまたのではないでしょうか。彼らの多くは、子どもの頃からオリンピックに出ることを夢見て、また、金メダルを目指して頑張って来たのではないでしょうか。

人生をマラソンに例えることがあります。マラソンは長い距離をゴールに向かって走ります。その途中には上り坂もあり、下り坂もあります。ゴールが分からないで走る人はいません。では、私たちの人生のゴールは何でしょうか。それは、生きる目的のことです。人は何を求めて生きているのでしょうか。私は10代の頃、何のために生まれ、何のために生きているのか、生きる目標がありませんでした。それゆえ、何となく生きていました。しかし、20代になり、これではいけないと、自分で目標を定めました。それは、お金をためて、自分の店か会社を作り、この地上に自分が生きた証し(証拠)を残すことでした。そして、東京に出て来て働き始めました。初めは、目標に向かって有意義な人生を歩んでいましたが、次第に、その事に悩むようになりました。お金持ちになり、豊かな生活をすることが人生の目標だろうか、では、お金持ちは皆、幸せかと考えると、そうは思えませんでした。そこで、幸いな人生と何か、生きるとはどういうことか、また悩み始めました。そんな時に、教会に誘われ、聖書を学ぶようになりました。聖書を学ぶうちに、人は偶然に生まれた者ではなく、一人一人に神様の計画があることを学びました。私たちは自分の力で生きているのではなく、神に生かされていることを知りました。そして、神は私たちに人生のゴールを定めてくださいました。そのゴールとは、死ではなく、天の御国(天国)です。私たちは、死んで体も魂も無くなる者ではありません。死後の世界があります。罪を犯した者は、神の裁きを受け、イエス・キリストによって罪赦された者は、天の御国で永遠に神と共に暮らすことができると聖書に約束されています。人生の終わりが無であるなら、人の人生とは、何と空しいものでしょう。しかし、聖書はその先(天の御国)があると教えています。神様について、天国について、もっとお知りになりたい方は、ぜひ、教会にお越しください。お待ちしております。