「私がキリストに倣う者であるように、あなたがたも私に倣う者でありなさい。」
第一コリント 11:1
前々回の説教箇所で、パウロは「あなたがたが私から学んだこと、受けたこと、聞いたこと、見たことを行いなさい。そうすれば、平和の神があなたがたとともにいてくださいます。(ピリピ4:9)」と言っていました。パウロは単に言葉で教えるだけでなく、自ら模範を示しながら教えていたということですね。主イエス様が昇天されてしまった後、新たにキリスト者となる人々は、直接イエス様の模範を見ることが出来ません。しかし、このパウロのように模範を示してくれる存在があったので、彼らはイエス様に倣うことが出来たのです。剣道や茶道を本だけで勉強した人と、目の前で模範を示してくれる先生から学んだ人とでは、上達の度合いが異なるのは当然のことです。私たちもパウロの模範に倣い、キリストの模範に倣い、そして、キリスト者として模範を示すことが出来るように努力していきましょう。