2019年1月27日 主日礼拝メッセージ

「あなたを勇士に変えてくださる神」士師記6章1節~16節 金田洋介牧師

カナンの地へと踏み入れたイスラエルの民でしたが、ヨシュアの死後、その地に住む人々と共存する道を選び、彼らの神々に仕えます。 民の背信に神は怒り、彼らを「かすめ奪う者(士師記2章11節~15節)」の手に渡されました。神は民を憐み、士師を遣わして民を救われたのです。しかし、平和は長く続きません。士師がいる間は神に仕え、士師が死ぬと再び神に背くのです。この負のサイクルが士師の時代の特徴です。

Ⅰ.士師時代のイスラエルの姿から学ぶこと

神はミディアン人等に苦しめられているイスラエルに預言者を遣わされ、この困難は彼らの偶像崇拝の罪に原因があると伝えます。民は偶像崇拝への警告を無視し、自らの意思で神の御言葉に背いたのです。いわば、彼ら自身が招いた苦しみでした。ここに、神の御言葉に聞き従わないことが原因で生じる苦しみがあることを覚えたいのです。 私たちも様々な問題や困難に直面しますがその幾つかの背後に、神の御言葉への不従順に原因があるかもしれないということです。御言葉の前に日々どのように歩んでいるか、顧みることが大切であることをイスラエルの姿から学びましょう。

Ⅱ.ギデオンの召命

ミディアン人らに悩まされている民の叫びを聞かれた神は、ギデオンを士師として選びますが、彼ば苦しみの現実から神への不満を訴えます(13節)。一方、 先週学んだカレブの言動や行動に神に対する疑いや不満は全く見られません。彼が神と共に生き、深い交わりを持っていたからです。神はギデオンに御言葉を信じ従うことを求めましたが、彼は自分にばかり目を向け、神を見上げることができません。大切なのは、自分がどのようなものであるかではなく、自分と共にいてくださる神がいかなるお方かを悟ることです。神は彼を励まし、勝利を約束されました(14節~15節)。

神は私たちをギデオンのような勇士にしたいと願っておられます。鍵は神と共に歩んでいくこと。それはつまり、日々御言葉と祈りの時を持つことです。神との深い交わりがあなたの信仰と行き方とを変え、あなたは主の勇士として用いられるのです。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。今週のお花は、ユキヤナギ、テッポウユリ、ストック、八重金魚草です!