2019年12月8日 主日礼拝メッセージ

「礼拝すべき王を求めて」 マタイの福音書 2章1~12節  金田洋介牧師

本日の聖書の箇所は、イエスを礼拝するために遠い東の国からやってきた博士たちの姿が描かれています。

彼らは天文学に精通した占星術の学者(新共同訳)でした。ある時、特別に輝く星がキリスト誕生の印であることを悟った彼らは、外国の異教徒でありながら、礼拝すべき王キリストを求めて旅に出かけるのですが、その度は容易ではありません。長い道のりに加え、野盗や猛獣など多くの危険が潜んでいる旅だったのです。彼らの熱心さと覚悟が伺えます。そしてとうとう、エルサレムの王宮へとたどり着いたのでした。ところが、キリストの誕生の知らせを聞いたヘロデ王は、自らの地位を脅かす存在に恐れ戸惑います。エルサレムの人々も同様でした。また、律法学者や祭司たちはキリストの誕生すら知らない始末です。町中の誰もが、王であるキリストの誕生を喜びません。なぜなら、彼らにとっての王は自分自身だからです。

博士たちがイエスのもとにたどり着くと、ひれ伏してイエスを礼拝しました。幼子イエスには何の威厳も、権威も見られません。住まいも王宮のように煌びやかではありません。しかし博士たちは、礼拝すべき王としてイエスを拝し、彼らが持てる最高の捧げものとして、黄金、乳香、没薬を捧げたのです。

博士たちとヘロデ王、ユダヤ人たちの姿は対照的です。自分のことばかりしか考えないヘロデ王と民たち。一方、博士らは将来を保証されている身分でありながら全てを投げうって、礼拝すべき王を求めました。彼らにとっての王は、彼ら自身でなく、キリストただお一人だったからです。あなたの王は誰でしょうか。是非、普段の生活を振り返って思い巡らして欲しいのです。

あなたを救うために生まれて下さった神のひとり子イエスを、礼拝すべき王として心にお迎えしようではありませんか。博士たちの旅を始めから終わりまで守り導かれた神は、あなたの信仰の旅路をも守ってくださるのです。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、セッカンスギ、赤ドラセナ、ユリです。

礼拝の後、ほぼ毎週愛さん会(美味しく、楽しいランチタイム)があります。
今週のメニューは、カレーライス、カラフル野菜の浅漬けです。
料金は大人250円、中学生200円、小学生150円、小学生未満は無料です。
初めての方も無料です。