2020年2月2日 主日礼拝メッセージ

「揺るがない神への信頼~ダビデのミクタム~」詩篇16:1~11節 金田洋介牧師

この詩はダビデ王による作品とされています。ダビデは羊飼いからイスラエルの王となった人です。しかし、華やかに見えるその人生の大半は戦いの連続でした。青年時代はサウル王に、晩年は実の息子に命を狙われ、恐れと不安と苦悩を味わいました。また、罪を犯して取り返しのつかないような大失敗も経験しました。しかし、この詩からそんな波乱万丈の人生を送ってきたとは感じられない、素直で大胆な信仰告白、神様に対する溢れる感謝、揺るぎない信頼と確信が伝わってきます。なぜ、ダビデはこんな告白ができたのでしょうか。

1.主の眼を意識して生きた

ダビデはいつも、常に、主を前にしていたと言っています。「前にして」とは、主の眼を意識して生活することです。ダビデは主が「あなたは私の座るのも立つのも知っておられ遠くから私の思いを読み取られ(詩篇139:2)るお方であることを常に意識して歩んでいたのです。ダビデは常に主なる神と向き合い、神の御心、神の御言葉と向き合ってきました。困難な時も、とても聖い神に顔向けできないと思えるような、取り返しのつかないような罪、失敗を犯した時も彼は主を前にし(置き)続けたのです。

2.主の助けと導きを絶えず仰いで生きた

「主を前にしている」とは、主の助けと導きを絶えず仰ぐことです。ダビデは常に主の助けと導きを仰ぐことによって、順境の時、逆境の時、また、自分が犯した罪が招いた苦悩の時、神の御守りと御力、豊かな憐みを体験したのです。ダビデのミクタム(黄金の詩)は、ダビデがどんな時でも「神を前にして」生きたことによって体験した証しから生まれた詩なのです。

もしあなたが、日々主を前にして生きるなら、現実に生きて働かれる神を体験します。そして、その神体験が、あなただけのミクタム(黄金の詩)という証しが生まれ、あなたの神への信仰と信頼はさらに揺るがないものにされるのです。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、ネコヤナギ、オリエンタルユリ、アルストロメリア、マトリカリア、梅です。

礼拝の後、ほぼ毎週愛さん会(美味しく、楽しいランチタイム)があります。
今週のメニューは、カレーライス、べったら漬け、野菜の浅漬けです。
料金は大人250円、中学生200円、小学生150円、小学生未満は無料です。初めての方も無料です。