2020年4月19日 主日礼拝メッセージ

エマオの途上~あなたと共に歩まれるイエス~」 ルカの福音書 24章13~35節 金田洋介牧師

 

二人の弟子がエマオへの途上で復活されたイエスと出会いました。この出来事は、教会活動の自粛を余儀なくされた私たちが、今、どう過ごすべきかを示しています。

Ⅰ.心の内を打ち明ける ~二人に尋ねられたイエス~ 

イエスは彼らが道すがら論じ合っていた事について尋ねられました。イエスは彼らの話題の当事者ですから知らないはずがありません。これは、二人が顔を曇らせている心の痛みと疑問に、耳を傾けておられるのです。イエスは、あなたの心の奥底にある思いに耳を傾けて下さるお方です。特に今は新型コロナの脅威が迫っています。あなたの顔を暗くさせる不安や恐れの思いを、日々主の御前に打ち明けて過ごしましょう。

Ⅱ.日々、御言葉に与る ~御言葉を解き明かされたイエス~

イエスの十字架と復活の出来事に頭の整理がつかない弟子たちに、イエスはご自身について書かれている聖書の言葉を教え始められました。彼らがイエスの解き明かしを聞いていくうちに、暗く沈んでいた彼らの心は燃やされていったのです(32節)。御言葉にはあなたの魂を救う力があります。暗いニュースばかり聞こえてくる今こそ、主の御言葉を求め、聖霊を通して語られる御言葉に与ろうではありませんか。

Ⅲ.交わりの日を待ち望む ~二人の目を開かれたイエス~

エマオに到着した一行。心燃やされた二人はイエスと共に食卓の席に着きます。そして、イエスからパンを彼らが受け取った瞬間、彼らの目が開かれ、最後の晩餐の席で語られたイエスの十字架の死と復活の約束の言葉と、イエスが道々解き明かされた御言葉が繋がり、自分たちと共にいた人物がイエスであることが分かったのです。

イエスが共におられることを実感できる場は交わりです。罪の贖い、十字架と復活を記念する礼拝と聖餐式。神の家族としての交わりを通して、共におられる主を知るのです。教会生活が制限されている今こそ、私たちは主の御前に心を開き、心の思いを打ち明け、御言葉によって心燃やされる時を過ごしたいのです。やがて礼拝が再開された時、確信するでしょう。私たちたちの真ん中に復活の主が共におられることを。

熊本真愛教会では、現在新型コロナウィルス感染拡大防止のため、インターネット礼拝のみです。
そのような中でも、今週も変わらず講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、アンスリューム、アルストロメリア、ゆり、トルコキキョウです。