2018年4月8日 主日礼拝メッセージ

「キリストの愛我に迫れり」 ヨハネ21章15~19  金田洋介牧師

復活された イエスは、ガリラヤ湖畔で弟子たちの前に現れ、彼らと食事を共にしました。食事の後、イエスはペテロに「ヨハネの子シモンよ、あなたはこの人たちが愛する以上に、私を愛するか」と尋ねられました。イエスの十字架以前のペテロであれば「もちろんです」と自信満々で答えたでしょう。十二弟子のリーダー的存在であったペテロは、最後の晩餐において、「あなたのためには命も捨てます( ヨハネ13章3節)。」と 豪語していました。ところが、自分の身の危険が及ぶと、あっさりとイエスを裏切り、逃げてしまいました。その後、捕らえられたイエスを追い、裁判の行われている所にやってきたペテロは、そこにいた人々にイエスとの関わりを疑われると、「そんな人は知らない」と三度もイエスを否定したのです。このペテロの否認は、すでにイエスによって預言されていました。彼はイエスの言葉を思い出し、激しく泣き崩れたのでした。この大きな失敗から、今さら「誰よりも愛しています」などとは言えません。それでも彼は、イエスに対する愛に偽りがないことを表すために、「わたしがあなたを愛することは、あなたがご存知です」と答えました。このやり取りは三度続きました。ペテロがイエスを否定した回数と同じです。これは①イエス自身の痛みをペテロが知るため、 ②イエスへの愛をペテロ自身が確認し、 ③愛を告白することを通して彼が立ち直るためだったのです。イエスはペテロの失敗を許され、彼に「神を信じる者たちの信仰を養い、育て、牧する使命を託されました。ペテロは愛するイエスの命令に命を懸けて応答したのです。

イエスは「あなたは私を愛するか」と尋ねておられます。あなたもペテロのように、イエスの愛に応えるどころか、裏切り、失望させることがあるかもしれません。しかし、あなたが何度失敗しようとも、あなたに対するイエスの愛は変わりません。自らの命を捨て、神に捨てられてまで私たちを救ってくださったイエスの愛を素直に受け取ろうではありませんか。イエスの愛を我がものとする時、イエスの愛への感謝と応答が具体的な形で、私達の普段の生活に現れて行くのです。

熊本真愛教会では、毎週講壇にお花が活けられています。
今週のお花は、オリエンタルユリ、ププレニュウム、デルフィニュウム、スプレーカーネーションです。

礼拝の後、愛さん会を持っています。美味しく、楽しいランチタイムです。
今日のメニューは、カレーライス、鮮やか野菜の浅漬け、です。料金は大人250円、中学生150円、小学生100円、小学生未満は無料。初めての方も、無料です。(^_-)-☆